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可能性を表すロゴマーク | MIZUNO(ミズノ)

ミズノロゴマーク
(画像引用元:ユーピースポーツ楽天市場店) さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。 今回は、関西が誇る世界的スポーツブランドの一つ、「MIZUNO(ミズノ)」のロゴマークを取り上げます!

1.MIZUNO(ミズノ)のロゴマークの歴史と由来

MIZUNO(ミズノ)のロゴマークの変遷をご紹介する前に、まずはミズノの社名についてお話いたします。突然ですが、みなさんMIZUNOは日本語でどんな風に書くかご存じですか? すでにご存じの方も多いかもしれませんが、MIZUNOの日本語表記は「水野」…ではなく「美津濃」と書きます。 これは創業者である水野利八の名前と、彼の生まれ故郷である美濃から来ていますが、あえて苗字を使わなかったのには理由があります。それは美津濃という会社が、一族だけでなく、さまざまなところから人材が集まり、ゆくゆくは優秀な人材を輩出する会社となってほしいという願いが込められていたから。「美濃」の間にある「津」は船着場という意味があり、「美」と「濃」の間に、人が往来する「津」がある、つまりたくさんの人が集まって欲しいという想いを表しています。 これだけでも素晴らしいネーミングなのですが、実はミズノのロゴマークは、これまで何度も形を変えており、それぞれに深い意味が込められています。 初めてロゴマークが生まれたのは1906年、美津濃の前身となる水野兄弟商店の創業とともに作られました。当時のロゴマークは、水野家の家紋であった井ゲタの中に、「日」という文字が書かれたもの。これは、日本一の商店になるという水野氏の熱い想いが込められています。 その後、1923年には「美津濃運動用品」が設立されます(これが現在の美津濃株式会社の設立年となっています)。設立に際して作成されたロゴマークは、これまでのロゴマークをアレンジし、さらに井ゲタの四方に「TRADE MARK MIZUNO CO.,LTD.」という文字を追加。世界進出を見据えていたことがわかります。また、優勝カップをモチーフにしたロゴマークも作られており、アイテムに合わせて使い分けていたそうです。 1952年にはロゴタイプがメインとなるロゴマークが発表されます。この時のロゴマークには、創業者の水野利八のイニシャルである「R.K.」がMIZUNOの前に付けられていました。また、企業名である「美津濃」のロゴタイプもこのころ登場しています。1969年からは年からはローマ字のロゴタイプも登場し、1980年にはおなじみの「MIZUNO」のロゴタイプが現れるようになります。 それからさらに3年後の1983年には、ランバードと呼ばれるシンボルマークが登場し、1997年、ついにランバードと「MIZUNO」のロゴタイプが一緒になった、おなじみのロゴマークが登場します。 2013年からはランバードのみのロゴマークとなりましたが、MIZUNOの公式サイトでは、今でもランバードと「MIZUNO」のロゴタイプが一緒になったロゴマークを使用しています。 可能性を表すロゴマーク | MIZUNO(ミズノ) (画像引用元:MIZUNO) ちなみに、現在も使用されているシンボルマーク「ランバード」は、実は宇宙の惑星軌道を表したもの。どこまでも続く惑星軌道を使い、スポーツや自社の可能性の広がりを表しています。 現在のランバードマークはもちろん、創業時のロゴマークや社名に至るまで、さまざまな想いが込められているMIZUNOのロゴマーク。これからロゴマークや社名を決める上での良いヒントになるのではないでしょうか。

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