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新しい光に満ち溢れたロゴマーク | りくカフェ

新しい光に満ち溢れたロゴマーク | りくカフェ

(画像引用元:りくカフェ

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、2011年の東日本大震災によって甚大な被害を受けた、陸前高田市に建てられたコミュニティカフェ「りくカフェ」のロゴマークを取り上げます!

1.りくカフェのロゴマークの由来と意味

陸前高田駅から歩いて5分程度の場所にある「りくカフェ」は、地域住民の人たちの憩いの場として作られたコミュニティカフェです。運営元のNPO法人りくカフェは、陸前高田市に住み、自らも震災した各分野の専門家や、地元の女性たちによって設立されたもので、カフェだけでなく、移動販売やライブ、教室の実施など、日々さまざまな企画が行われています。オリジナルブレンドのコーヒー豆を購入することもできるそうです。

そんなりくカフェのロゴマークは、かもめが一輪の花をくわえ、一軒の家の上で羽を休めている描写となっています。この家はもちろんりくカフェで、その上で休むかもめは陸前高田市の市鳥なのだそうです。かもめが加えているのは、津波で甚大な被害を受けた高田松原に群生していたハマナスの花。高田松原と言えば、津波被害で多くの松が流されたにも関わらず、一本だけ松が残った場所(奇跡の一本松)として知られており、ハマナスの花とともに、陸前高田市の復興にかける想いが詰まった場所となっています。

そんなハマナスをくわえたかもめが羽を休めるりくカフェには、あたたかい太陽の光が描かれており、全体として復興への強い希望が感じられるロゴマークとなっています。
また、親しみやすさや優しさが感じられる、手書きテイストのイラストやフォントもステキですね。

ロゴマークは企業や団体、商品の顔とも言うべきものです。そういった意味で、このりくカフェのロゴマークは、まさにロゴマークの意味をしっかりととらえた、素晴らしいデザインだと言えます。
りくカフェ同様、地元の人が一目見てほっと安心できる、そんなロゴマークではないでしょうか。

※参考サイト
りくカフェ

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