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歴史上の人物・団体に感銘を受けたロゴマーク | ソフトバンク

ともに戦う同志と未来を表したロゴマーク | ソフトバンク

(画像引用元:Wikipedia

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、白石家のユニークなCMでお馴染みの「SoftBank(ソフトバンク)」のロゴマークを取り上げます!

1.SoftBank(ソフトバンク)のロゴマークの歴史とコーポレートカラー

今では日本を代表する大会社となっているSoftBank(ソフトバンク)ですが、実はその創業時の従業員は、たった2人のアルバイトだったといいます。
その2人のアルバイトも、実は孫社長のある言葉を聞いて退社してしまったとか。その言葉とは、「10年で年商500億」という事業目標でした。
1981年の創業から30年以上経った2013年度のソフトバンクグループ連結の売上高は約6兆6千億円、純利益だけでも5800億円を出していると言いますから、当時のアルバイトは非常に惜しいことをしたのかもしれません。

そんなソフトバンクの2015年現在のロゴマークは、=(イコール)の形をしたもの。
このロゴマークの原型が登場したのは2004年のこと。当時、新しいコーポレートアイデンティティとともに新たに登場したこのロゴマークは、「レボリューションイエロー」という黄色で色付けされていました。また、当時のソフトバンクのコーポレートカラーも、この「レボリューションイエロー」でした。

ともに戦う同志と未来を表したロゴマーク | ソフトバンク
(画像引用元:ソフトバンク

「レボリューションイエロー」はポジティブさや活気を表しています。企業の姿勢がよく分かる色であると同時に、当時大きな成長を遂げていたソフトバンクを表すにふさわしい色だとも言えます。

この「レボリューションイエロー」のロゴマークは、その後シルバーに変更され、同時にコーポレートカラーもシルバーへと変わっています。この「ソフトバンクシルバー」は、時を経ても変わらぬ光を放つシルバーのように、いつの時代も輝き続ける企業であること、そしてソフトバンク自体が光を放つよう、常に己を磨きながら成長していく企業としてあり続けることを示した色として位置づけられています。

1.SoftBank(ソフトバンク)のロゴマークの形の由来

そして何より、多くの方が気になっているのはその形ではないでしょうか。このイコールのような形は、一体どのような意味を持っているのでしょう。
この形には2つの意味があるそうです。一つはその形の通り、数式などで使われる=(イコール)を表したもの。
SoftBankによると、『日本の情報ネットワークを誰もが公平に楽しめる世の中を実現する「アンサー(ANSWER)」を導きたい』という意味があるすです。

そしてもうひとつは、情報改革を起こし、将来世界中の人々が驚き、賞賛するような素晴らしい仕事をしたいという意味が込められているそうです。
この由来のもととなったのが、幕末に日本に革命を起こそうと奮起した、あの坂本龍馬らが中心となって結成した海援隊です。
海援隊の隊旗は、以下の様な「=」の形をしています。

ともに戦う同志と未来を表したロゴマーク | ソフトバンク
(画像引用元:Yahoo!JAPAN

SoftBankのロゴマークには、彼らのように激動の現代を情熱的にかけぬけ、後世に残る仕事がしたいという想いが込められているのです。

ちなみに、海援隊の隊旗(二曳:にびき)の由来については諸説ありますが、当時の土佐藩主であった山内家の家紋「三つ柏」「山内一文字(白黒一文字)」に由来し、旗が三等分されているという説がよく言われているようです。

過去の偉人の功績や、後世に伝えられる姿に感銘を覚えたり、勇気づけられることは少なくありません。
歴史上の人物や団体の中に、あなたが感銘をうけた方がいらっしゃるのなら、彼らが使用していたものなどがロゴマークのヒントになるかもしれませんよ。

※参考サイト
社名の由来・ロゴ(SoftBank)

※参考書籍
坂本龍馬と海援隊101の謎(川口素生 著)

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