(画像引用元:GLOBAL NEWS ASIA)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は日ラオス外交関係樹立60周年を記念したロゴマークが作成されたというニュースをご紹介します。
ラオスの日本語での正式名称は「ラオス人民民主共和国」。東南アジアに位置する国で、タイやベトナム、ミャンマーなどと隣接する国です。
1893年以降、フランス軍の占領下にありましたが、1953年に国として独立。1975年にはラオス人民民主共和国を樹立します。
日本との関係は深く、1955年の国交正常化後は日本から積極的な公共事業支援を行っており、これまでワッタイ国際空港の拡張工事や空港から続く道路の整備など、さまざまなインフラ整備への資金援助を行っています。
両国間の貿易や文化交流もさかんで、日本には約2500人の、ラオスには約660人の日本人が暮らしているなど(2014年10月外務省データより)、両国の関係は極めて良好だと言えます。
2015年は日本とラオスが国交を結んでから60周年。その主要行事として行われたのが、約220本の桜の植樹式典でした。
桜はラオス北部フアパン県に植樹されていますので、将来的には美しい桜がラオスの空を覆うことになるかもしれません。
今回ご紹介したロゴマークは、こうした背景を踏まえたもの。美しい桜と、ラオスと関係の深い動物であるゾウのイラストが描かれています。
ちなみにこのロゴマークをあしらった記念銀貨幣が造幣局に発注されたとのこと。記念銀貨幣はさまざまな方面への宣伝効果も期待できますので、良い取り組みといえるのではないでしょうか。
(画像引用元:独立行政法人 造幣局)
関係性の継続を記念し、ロゴマークを作成することで、外部に両者の関係が良好であることをアピールすることができます。特に公共事業との取り組みは、企業にとって信用材料となりますから、公表できるものであれば、今回のようにロゴマークを使って外部にアピールすることもひとつの方法かもしれません。
※参考記事
【ラオス】桜220本の植樹式典=日ラオス外交関係樹立60周年(GLOBAL NEWS ASIA)
※参考サイト
ラオス人民民主共和国(Lao People’s Democratic Republic)基礎データ(外務省)