(画像引用元:千葉市動物公園)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は千葉市動物公園の30周年記念ロゴマーク作成のニュースを、同園がロゴマークに込めた強い想いとともにご紹介します。
千葉市動物公園は1985年4月に開園した動物公園で、併設されていたドリームワールドという遊園地とともに、長年多くの観光客に親しまれてきました。ライオンやキリンと言った大型動物が人気上位を占める動物園が多い中、一貫して「のどかな動物園」というコンセプトを貫き、これまで猛獣類の飼育は行われていませんでした。
そんな同園の人気動物といえば、2005年に一躍人気者となった、レッサーパンダの「風太」くん。二本足で立つ「風太」くんがメディアなどで大きく取り上げられた翌年の2006年には、90万人に迫る入園者数を記録し、約65万人だった2004年に比べて大きく客足を伸ばすこととなりました。
しかし、時代とともに入園者数は減少し、2012年の客足は「風太」くんフィーバーが起こる前年並に落ち込みます。また、2014年5月には併設されていたドリームワールドが閉園。こうした状況の中、再び活気ある千葉市動物公園を取り戻そうと始まったのが、「千葉市動物公園リスタート構想」です。
今回作成された30周年記念ロゴマークは、この「千葉市動物公園リスタート構想」に対する同園の熱い想いが込められています。
(画像引用元:千葉市動物公園)
前述のとおり、千葉市動物公園ではこれまで猛獣類の飼育は行われていませんでした。しかし、園としてリスタートを切るため、2016年度中にライオン2頭の受け入れを決定。その象徴として、今回のロゴマークにライオンを取り入れたというわけです。
ロゴマークは千葉デザイナー学院の学生からデザインを募集し、さらにブラッシュアップされたものが発表されています。ロゴマークにはライオンの力強さや高級感がシンプルなデザインで表現されています。
これまで「のどかな動物園」をコンセプトにしてきた同園の、大幅な方向転換にふさわしいロゴマークだと言えそうです。
千葉市動物公園では30周年となる2015年中に、さまざまなイベントも開催する予定となっています。2016年にはライオンが加わり、更にパワーアップする予定の千葉市動物公園。ロゴマークの普及とともに、今後にも期待したいですね。
※参考記事
ライオンをモチーフに 30周年記念ロゴ 千葉市動物公園(ちばとぴ)
※参考サイト
千葉市動物公園リスタート構想(千葉市動物公園)
風太くんもいる♪千葉市動物公園へいこう!(千葉市動物公園)