画像引用元:ポプラ社
企業が新たなフェーズやステージへとステップアップしようとする時、ロゴマークを含むブランディング戦略を刷新することはよくあるケースです。
特にIT化やDX化の推進が図られると、企業はおのずと自社内でのさまざまなイノベーションを求められるようになります。こうした中で、長い歴史を持つ企業でも時代に即したロゴマークのリニューアルに迫られるなど、特にコロナ禍以降はロゴマーク変更のニュースが飛び交うようになっています。
一方で、創業当初からのロゴマークを長い年月採用し現代に至っている企業も少なくありません。
長年同じロゴマークを愛用しているのには、必ず理由があるはずです。そんなロゴマークのひとつ、出版社のポプラ社のロゴマークをご紹介します。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
Contents
「こどもと昔こどもだったすべての人たちへ」贈る本のプレゼント
戦後間もない1947年に創業した出版社のポプラ社。創業当時から変わらない企業理念「こどもと昔こどもだったすべての人」は、生涯成長し続ける人の心のための本を作るという思いを表しています。
ポプラ社は児童書を中心に、学校図書館向けの教養本や、少年少女文学全集、「怪盗ルパン全集」に代表される海外のエンターテインメント作品を刊行してきました。
1973年からは、後に大人気キャラクターとなった「機関車トーマス」を生み出した「汽車えほんシリーズ」を翻訳出版開始。2000年代からは本格的に一般書にも乗り出しています。
創業から一貫したデザインには強い思いと理念とが反映されている
ポプラ社のロゴマークはとてもシンプル。エバーグリーンな雰囲気を感じますね。
画像引用元:ポプラ社
社名に採用されているポプラの葉がシンボルマークとなっています。ここには以下のようなポプラ社の企業理念が反映されているのではないでしょうか。
あらゆる人々の精神を尊重し、人を貶めず、思いやりを決して忘れず、全ての人の健全な心の成長を願って本を作っていきたい
引用元:企業理念・社長メッセージ|会社情報|ポプラ社
また「ポプラの葉の成長=人の心の成長」を重ねているようにも感じます。
この、シンプルでいてエバーグリーンなロゴマークを創業当時から愛用してきたポプラ社。このロゴマークをデザインした蕗谷虹児氏は、ポプラ社が2013年に開始した新書シリーズ「ポプラ新書」のロゴマークも手がけています。
画像引用元:ポプラ社
派手さはなくても、企業理念をしっかりと含んで長年愛されるものとなったポプラ社のロゴマークですが、新書シリーズのロゴマークは、とてもポップで現代風なアレンジとなっていますね。
両方とも今後、永久的に愛されるロゴマークになりそうです。
参考サイト:ポプラ社
あなたのお店や企業・チームのロゴマークを紹介させてください!
皆さんの会社やチームのロゴマークには、どんなストーリーがありますか?作成ポイントと合わせて、ぜひロゴマークラボへお寄せください!
ロゴマークラボの「独断!粋なロゴマーク」内および公式Instagramにて紹介させていただきます。
投稿方法
Instagramで「#ロゴマークラボ 」をつけてご投稿ください。
皆さんに共有したいと思ったロゴマークについては、当サイトから投稿アカウントへDMをお送りいたします。
キャプションに
・ロゴマークを使用している会社・チーム名
・ロゴマークに込めた思い
・作成の際に苦労した点、工夫した点
などを記載いただくと採用されやすくなりますよ!