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【出版社】抜群の商品認知度向上!高橋書店のロゴマークとロゴ作成の参考にしたいポイントは?

【出版社】抜群の商品認知度向上!高橋書店のロゴマークとロゴ作成の参考にしたいポイントは?

画像引用元:高橋書店

※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。

「この商品だったらこのロゴマーク」というように、商品とロゴマークが一体となって記憶に残っている物があります。

このようなロゴマークは、商品価値を高めるだけではなく、その企業に対するイメージまでも良好にさせる効果があると言われています。

企業ロゴでそこまで浸透するのは、なかなか難しいですね。

高橋書店はその代表的なケースと言えるかもしれません。

なんと言っても「手帳は高橋」というキャッチフレーズは、世の中に発表されて以来毎年毎年、手帳が売り出される季節になると商品棚のどこかで目にします。

もともと書籍などの出版も行っていた高橋書店は、この手帳の販売で多くの人に認知されるようになりました。

まさにロゴマークが大成功を収めた例だと言えそうです。

たまたま「たかはし」と「かものはし」の韻を踏んでみたらそのまま採用に

高橋書店はもともと1939年に創業の書籍取次業者でした。
その後1950年代から書籍の出版業にも進出。同時に日記の製作も始めます。

1960年代になると本格的に児童書や生活書などの出版と、家計簿の製作も始めました。1996年10月に「第1回手帳大賞」の作品募集が始まりました。

思わず手帳に書き込みたくなる名言と、商品企画の2本立てで、「コトバとアイデア」を全国から募集。

ついつい目に留まる言葉の数々が、ここから生まれてきました。

書籍の出版もさることながら、手帳にこだわってきた高橋書店。
ついには「手帳は髙橋。」のキャッチコピーも生まれました。

それが冒頭のロゴマークです。

いくつかのプレゼンがひとつに重なって生まれたロゴマーク

このロゴマークを生み出したのはアートディレクターの植村倫明氏とコピーライターの杉谷有二氏のふたり。

高橋書店の手帳のシェアはかなり高かった当時。それでも社名と商品がなかなか結び付かなかったのが現状でした。

そこでまずは「手帳は高橋」というタグを世の中に浸透させるためのロゴを制作。さらにその上に乗っかったカモノハシはというと、植村氏によると別のビジュアル案で使用していたものを、さりげなくタグの上に乗せてみたら、誰も反対することなくそのまま採用されたとのことです。

また「たかはし」と「カモノハシ」をやや強引に韻を踏んだのだそうですよ。

現在では手帳と言えば高橋書店と思い浮かべるほどに、商品と社名が一致するようになりました。

これは製作スタッフの思惑がぴったりとフィットした結果ですね。
まさに秀逸なロゴマークのひとつと言えるでしょう。

参考サイト

高橋書店

読売ADリポートOJO

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