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無限の可能性を表したロゴマーク | 味の素

無限の可能性を表したロゴマーク | 味の素

(画像引用元:Wikipedia

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、日本ならず世界の食卓を支える「味の素」のロゴマークを取り上げます!

1.味の素のロゴマークの歴史と由来

味の素の代表的な商品といえば、社名にもなっている「味の素」ですよね。うま味成分の一つであるL-グルタミン酸ナトリウムを原材料に使用しているこの商品は、実は世界で初めてうま味成分を調味料にして販売した商品として知られています。
味の素の歴史はグルタミン酸の歴史とともに始まります。1908年、東京帝国大学の池田菊苗氏によって世界で初めてのうま味成分・グルタミン酸が発見されると、味の素(当時は合資会社鈴木製薬所)の二代目・鈴木三郎助氏がその工業化に成功し、1909年に「味の素」という名前で販売を開始します。
その後、昆布でダシをとる大阪のうどん文化とマッチした味の素は、関西から全国へ、今では世界中で愛される調味料となっています。

そんな味の素のロゴマークといえば、Aの文字が特徴的な形をしていますよね。

無限の可能性を表したロゴマーク | 味の素
(画像引用元:Wikipedia

実はこのAの形は、無限大を表す「∞」の形をモチーフにデザインされたもの。今や食品事業だけでなく、医療事業なども手がける味の素の無限の可能性を表したものとなっています。
また、柔らかな印象のフォントを利用することで、企業の柔軟な態度やおもいやりの気持ちを表しているそうです。食品や医療事業を手がける味の素らしいデザインと言えるのではないでしょうか。

2.スローガンも注目される味の素

ロゴマークと並んで目を引くのがスローガンです。味の素では2015年まで6つのコーポレートスローガンを作成しており、ロゴマークとともに表記されることも多くありました。そのため、ロゴマークよりもスローガンのほうが印象に残っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2014年4月以降は「Eat Well, Live Well.」がスローガンとなっていますが、「おいしさ、そして、いのちへ。」というスローガンと共に使われていた時期もありました。また、「あしたのもとAJINOMOTO」や「ちゃんとちゃんとのAJINOMOTO」なども有名なスローガンの一つ。
スローガンが心に残る理由として、CM上で音声化していることが挙げられます。どんなに印象深いスローガンでも、視覚だけに訴えていてはなかなか印象には残りにくいもの。視覚とともに聴覚にも訴えることで、より視聴者の頭に残りやすいスローガンとなります。
CMや動画などを配信する際は、ロゴマークとともにスローガンやキャッチコピーを音声化したものを本編の前か後に入れておくと、ロゴマークと合わせて視聴者の印象に残りやすくなるかもしれません。

※参考サイト
味の素グループの志(味の素)

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