画像引用元:ブランシェス
今回取り上げる「ブランシェス」は、2016年に企業ロゴマークとブランドロゴマークを一新した、ファッションブランドの会社です。企業ロゴマークは、企業のCI(コーポレートアイデンティティ)を表します。CIとは、自社の理念を、統一したイメージとして内外に共有し、会社をより良いものにしていこうという、経営戦略のひとつです。
CIを意識した企業ロゴを作る場合、会社独自の理念を表現するために、その会社の特徴や、これからのビジョンなどをよく知る必要があります。ブランシェスのロゴには、どのような理念が込められているのか、一緒に見ていきましょう。
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ブランシェスの歴史と企業のビジョン
ブランシェスは、2009年に設立されたベビー服、子ども服がメインのファッションブランドの会社です。全国のショッピングモールや、ファッションビルなどに出店しており、「上質・ナチュラル」「親子で楽しむおしゃれ」をコンセプトにしています。「洗った後にこそブランシェスの良さがわかる」と言われる商品づくりにこだわっているそうです。
ブランシェスのアイデンティティは、「こどもたちの明るい未来のために出来ること」。安心・安全に着られるもの作りに取り組むことはもちろん、社会貢献活動も積極的に行っている会社です。
参考:Identity | 子供服のブランシェス | BRANSHESコーポレートサイト
ロゴ作成の参考にしたいポイント
画像引用元:TORIKUMI(クリエイティブカンパニーTORIKUMI)
ブランシェスの「子供たちの未来を守り育てていく」というCIから、「守る」「子供」というキーワードを抜き出し、そこから「盾」「ゆりかご」をイメージしたという企業ロゴマーク。企業を綿密に分析し、イメージを膨らませることによって作り出されたロゴは、ロゴ作りの真髄と言えるでしょう。
また、ブランドロゴは、品質のこだわりを針の「縫い目」で表現しているそうです。子ども服ブランドではあるものの、幼すぎないようにと作られたロゴは、確かに子どもっぽいイメージを感じさせないですね。「branshes」の「b」が、鮮やかな緑で印象に残ります。この緑は子どもの成長をイメージしているそう。さらに「b」を形作る縦軸、横軸の縫い目のラインがセンスを感じさせます。
ブランドロゴのロゴタイプが小文字なのは、「楽しさ」や「子供らしさ」を表していると言います。そういう細かい表現の仕方も真似したいポイントですね。
おわりに
画像引用元:TORIKUMI(クリエイティブカンパニーTORIKUMI)
企業ロゴマークとブランドロゴマークを一新させたブランシェスのロゴ作りは、会社の経営理念やビジョンをよく調べる必要があると、改めて教えてくれました。みなさんもこの重要性を意識して、自社のロゴ作りの参考にしてください。
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