2004年から親しまれてきたロゴマークを18年ぶりに変更したプロ野球チームの北海道日本ハムファイターズ。2022年シーズンは新庄剛志監督を迎え、チームとしても企業としてもファンと共に次のステージへ向けて「挑み続ける」という新たな決意を示したものとなっています。また2023年から北広島市にできる新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」への移転に向け機運を高める意味合いも込められているのではないでしょうか。
ここ数年成績不振や人気低迷気味だった日本ハムファイターズ。新庄BIG BOSSが一気に注目を集め「ファンは宝物」というスローガンを掲げ、ネクストへの挑戦を続ける日本ハムファイターズの新ロゴマークについて紹介します。
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北海道日本ハムファイターズの歴史
北海道日本ハムファイターズは、株式会社日本ハムファイターズが運営するパシフィック・リーグ所属のプロ野球球団です。
創設は1945年。前身の東京セネタースは戦時中にいったん解散してしまいましたが、戦後プロ野球が再開されると新たにセネタースを設立し、日本野球連盟に参加したことから始まっています。
「東京フライヤーズ」「東映フライヤーズ」「日拓ホームフライヤーズ」「日本ハムファイターズ」と名称の変更・移転などを経て、2004年に本拠地を札幌ドームに移転し、現在の「北海道日本ハムファイターズ」が誕生しました。北海道移転20年目に向け2023年にはこれまでの本拠地札幌ドームから北海道北広島市に現在建設中の新球場へ移転します。
2021年10月に元日本ハム選手の稲葉篤紀氏がGM(ゼネラルマネージャー)に就任し、2021年11月には新庄剛志氏による新監督就任記者会見も話題が呼びました。
ロゴマークの参考にしたいポイント
画像引用元:北海道日本ハムファイターズ
2022年に新たに誕生したロゴマークは、北海道の果てしない空と海を「FIGHTERS BLUE」、広大な大地とその大地を覆う真っ白な雪を「SNOW WHITE」、強靭な精神を「INZICTUS BLACK」の3色で表現しており、以前のロゴマークと比べてグッとシンプルなデザインになっています。
ひし形で北海道と野球のダイヤモンドを表し、北海道のシンボル・北海道旗の七光星もあしらわれ深い北海道愛も伝わってきます。
さらにその七光星を片側にだけ配置した左右非対称なアシンメトリーデザイン。
すべての文字の中心に入れられた白いラインは「挑戦の道」を示しています。
アシンメトリーデザインは「既成概念にとらわれない」というファイターズの革新の象徴だということです。
シンプルなロゴマークは控えめでもあり象徴として強く存在させるためには、非常に高いデザイン性を求められるもの。
新しい日本ハムファイターズのロゴマークはひと目で野球チームとわかるデザインではありませんが、新庄監督のもと新しい姿をファンに見せようというチームの想いをより強くデザインに落とし込んだものになりました。
見てすぐになんのロゴマークか分かることも重要ですが、シンプルな中にしっかりとした想いを感じさせてくれるロゴマークは、より強い意志の表れとして見た人に届くのではないでしょうか。
入れ込む要素をそぎ落としたデザイン性の高いロゴマークを制作する際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考サイト:
北海道日本ハムファイターズ
東洋経済ONLINE
朝日新聞デジタル
北海道ボールパーク
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