Adobe Systems社が開発・販売しているドロー系グラフィックソフトのこと。ドロー系グラフィックソフトとは、簡単にいえば写真やイラストなどのグラフィックを編集したり作成するためのソフトのこと。ほとんどのグラフィックデザイナーが使用している、スタンダードソフトの一つ。
Photoshopと異なり、Illustratorで作成するグラフィックは、パスと呼ばれるグラフィックデータで構成されている。パスの特徴は、画像を拡大してもギザギザにならないところにある。
Photoshopなどで加工した画像の場合は、拡大すると、下記のようにどうしてもギザギザになってしまう。その点Illustratorで作成したもの(オブジェクト)は、拡大してもギザギザにならないため、単に写真を加工するだけでなく、正確さが必要な編集やレイアウトが必要なグラフィックを作成・編集する際に使われることが多い。
ロゴマーク作成時にも、Illustratorがよく利用される。
※2021年2月17日更新情報※
以前は買い切りのものが家電量販店などで売られていたが、現在はIllustratorCC(クリエイティブ・クラウド)として、月額または年額での購入のみとなっている。以前の買い切りのものを使い続けることはできるが、アップデートできないため、あまりお薦めはできない。
「クラウド」と書かれているが、インターネット環境がなくても利用は可能。ただし、インストールとアップデートはインターネット環境下でしかできないため、注意が必要。また1ライセンスにつきPC2台まで利用できる。
▼Photoshopで加工したデータ
▼Illustratorで加工したデータ