画像引用元:協同総合研究所
協同総合研究所は、日本で唯一の協同労働の研究所です。日常生活で直接の関わりがないように感じる方も多いかと思いますが、「共に生き、共に働く」という考え方は私たちの社会のベースになるものですよね。
ロゴマークラボでは、企業や団体のロゴマークをシリーズで紹介しています。認知度をあげるためにも、団体がどのような活動をしているかが伝わるロゴマークを作りたいですよね。また、それぞれのロゴの成り立ちを知ることで、ロゴマーク作りの参考になる点が見つかるでしょう。
今回は、協同総合研究所のロゴマークを取り上げます。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
協同総合研究所の歴史
1991年の設立以来、労働者の協同について研究を重ねている機関です。社会が抱える問題を、「協同」という観点から解決し、明るい未来を作ることを目指しています。
協同総合研究所のロゴマークの特徴
2021年に設立30周年を記念して、ロゴマークが作成されました。公募の中から決められたロゴマークは、「協同」の字がモチーフになっています。文字を立体的に配置し、扉を付けることで、1つの建物のように見えます。
柔らかい緑の細い線で一筆書きのようにかかれた「協同」は、つなぎ目がなく長く続く関係性を表しているそうです。二カ所に配置された黄色がアクセントになっていて、明るい未来が想像できますね 。
参考:新ロゴ発表|協同総研30周年記念 | 一般社団法人 協同総合研究所
ロゴ作成の参考にしたいポイント
協同総合研究所が目指す社会を形にしたロゴです。扉があいているので、誰でも入ることができるという親しみやすさを感じます。立体形は、安定感があり頼りがいのある印象ですが、細い線を使い、角を丸くすることで柔らかさも同時に表現しています。
小さな芽がやがて大きな森へと成長し、明るい光がさす未来につながっているというストーリーがある点で、独特の世界観に引き込まれるロゴマークではないでしょうか。
今回は協同総合研究所のロゴマークを取り上げました。設立以来、研究テーマとしている「協同」を全面に出しながらも、色合いや形に工夫を凝らして親しみやすさを表したデザインです。
活動内容を強調するだけでなく、物語が想像できるようなロゴマーク作りは、ぜひ参考にしたいですね。
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