企業のロゴは、企業の顔としてさまざまなシーンで活用されています。ロゴマーケットでは、そんな企業ロゴをシリーズでご紹介しています。
今回は、企業名をロゴに用いている企業に触れていきます。企業名をどんな風にデザインすることで、優れたロゴを作成できるようになるのでしょうか。素敵な企業ロゴをみていきましょう。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
SUNTORY
サントリーは2005年にロゴマークをリニューアルしています。すべての生命を育む水は、サントリーにとっても命そのもの。「その大切な水を守り育て、多くの人々に水の恵みと、からだと心の潤いをお届けすることが、サントリーの社会的責任と考えています。」そのため、水の生命力を感じられるロゴマークに変更しました。
地球の生命のエネルギーと喜びを表す新しいロゴマークの中心イメージは「水」で、SUNTORYという文字の形も水のように絶え間なく動き、止まらないで育ち成長していくイメージです。色には、瑞々しさを感じる「ウォーターブルー」を用いています。
ロゴマーク作成における注目ポイント
「水」をモチーフに、色だけではなく文字の形も水をイメージにしたSUNTORYのロゴ。「水と生きる」というキャッチフレーズと一緒に使用されることも多くありますが、ロゴ単体でも訴求力が高く魅力的です。企業名をロゴにする場合には、文字をベースに動きを加えるとオリジナリティを出すことができます。
JAXA
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロゴは、英文名称「Japan Aerospace Exploration Agency」をベースにしています。「A」の文字を「希望・誇り・探求心」の象徴である星型にデザインしているのです。
星は、私たちに道を示してくれる道しるべであり、JAXAも「日本の、ひいては人類の星となり、燦然と輝きたい」という願いが込められています。
ロゴマーク作成における注目ポイント
星を取り入れたロゴです。宇宙に関する研究開発に取り組んでいるJAXAのイメージにピッタリですね。ロゴを見ただけで、星や宇宙に関係していることが連想できます。企業名に少し手を加える際には、企業活動を想起されるモチーフを用いると効果的です。
参考:JAXA「コーポレートロゴ(JAXAロゴ)」
FUJITSU
FUJITSUのシンボルマークは、FUJITSUのもつ「無限の可能性」を示す、インフィニティマークが企業名の上にデザインされています。インフィニティーマークは地球と太陽をシンボライズし、無限の可能性だけではなく宇宙への広がりを表しています。
そしてコーポレートカラーのFUJITSUレッド(赤色)は、チャレンジや人間的、エキサイティングな企業を象徴しています。
ロゴマーク作成における注目ポイント
FUJITSUの「jとi」の上の「・」をインフィニティマークにし、思いを込めたユニークなロゴです。シンプルでありながら、インフィニティマークがあることで、物語性と広がりが生まれているのは凄いですよね。ロゴを作る前に、企業理念や企業姿勢を明確にし、どんな思いを込めるのかしっかりと考えましょう。
参考:富士通「富士通ブランド」
おわりに
ご紹介した企業はどれも単色のロゴではありますが、目を引きますし印象に残りますよね。企業名にモチーフを加えることで、シンプルかつ美しい企業ロゴを作ることができます。
シンプルなロゴをお考えの方は、企業名を用いたデザインも良いかもしれません。
企業ロゴやシンボルマークでお悩みの方向けに下記の記事がありますので、こちらも併せて参考になさってください。