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ロゴマークは頑丈さの証 | Levi’s(リーバイス)

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(画像引用元:Wikipedia

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、ジーンズの生産でお馴染みのアパレルメーカー「リーバイ・ストラウス」のブランド「Levi’s(リーバイス)」のロゴマークを取り上げます!

1.Levi’s(リーバイス)のロゴマークの歴史と由来

Levi’s(リーバイス)を取り扱うアパレルメーカー「リーバイ・ストラウス」が誕生したのは、ゴールドラッシュに湧いていた1853年のサンフランシスコ。当時は、主に労働者向けの作業用パンツを製造・販売していました。
その後、金属リベットを使った作業パンツの補強方法の特許を取得したり、パンツの布をキャンパス地からデニム生地に変更するなどの変遷を経て、1880年代に世界で初めてジーンズを完成させます。

その後、1890年代には、今もお馴染みの下記ロゴマークが完成し、このロゴマークの入ったレザーパッチがジーンズに縫い付けられることとなります。

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(画像引用元:Wikipedia

2頭の馬がジーンズを引っ張り合う姿が描かれたこのロゴマークは、「馬がひいても破れない」という、ジーンズの頑丈さを表しています。

2.今も使われる頑丈さを表すロゴマーク

その後はブランドイメージを確立させ、そのイメージをよりストレートにユーザーに伝えるために、シンプルな構図のロゴマークが何度も打ち出されています。
1940年代には、今でもおなじみの赤字に白抜きのロゴマークが登場し、その原型をとどめています。

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(画像引用元:Wikipedia

しかし、こうしたロゴマークとは別に、頑丈さの証ともいうべき初期のロゴマークは、商品のウエスト部分に残り続けることとなります。リーバイ・ストラウス以外のジーンズも多数流通している昨今において、このレザーパッチは、リーバイスブランドを示す素晴らしいロゴマークの一つになっています。

企業や作り手からユーザーへのメッセージが込められたロゴマークが、ブランドの象徴になる。まさにロゴマークの理想の形ではないでしょうか。長く愛されているロゴマークを変更したいと考えている場合は、リーバイスが取ったこうした行動も参考にしてみてはいかがでしょうか。

※参考書籍
ロゴライフ 有名ロゴ100の変遷(著:ロン・ファン・デル・フルーフト)

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