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ロゴマークとは何か、改めてじっくり考えてみました。

ロゴマークとは何か、改めてじっくり考えてみました。

『新会社を作るのでロゴマークをつくりたい』『新しい事業を作ったのでロゴマークを作りたい』

こうした動機で作ることが多いロゴマークですが、ロゴマークとは一体何でしょうか。

1.ロゴマークは自社を印象づける必須ツール

辞書を見てみると、

【ロゴマーク】ろごまーく
和製英語。社名や商品などを、ブランドイメージを印象付けられるようデザイン文字を用いて図案にしたもの。

とあります。

もう少し分かりやすい表現にすると、『自社や自社の商品を印象づける』デザインという意味になりますね。
現代日本は、なかなか商品自体で差別化しにくい社会です。あらゆる商品・サービスでは、一定の品質以上のモノしか市場になく、お客様にとっては商品・サービスの差が分かりにくくなっています。だから企業にとっては、より”印象づける力””伝える力”が重要になってくるのだと思います。

したがって、『ロゴマークは、自社を印象づける必須ツール』だと思うわけでです。

Point:ロゴマークは、自社や商品を印象づける必須ツール

2.ロゴマークのルーツ

ここでロゴマークのルーツ(語源)について触れておきます。

ロゴとはギリシャ語のロゴテュポスに由来しており、”言葉”という意味を持っています。マークはご存知の通り、”しるし”の意味。つまり、”言葉”を表現した”印(しるし)”がロゴマークということです(ちなみに”ロゴマーク”とは、前述のとおり和製英語で、海外では通じません)。

この”ロゴマーク”ですが、”ブランド”のルーツと合わせて考えると、大変興味深いものがあります。”ブランド”と言う言葉は、今や日本語として通じますが、辞書には「他と区別する概念・イメージ」と書いてあります。このブランドという言葉、もともとは牧場で隣の家畜と間違えないように焼き押す「烙印」=burned(バーンド-焼かれた)がルーツだということです(バーンド→ブランド、確かに響きが似ています)。

つまり、ロゴマークとブランドは、『わかりやすくする印(しるし)』という意味でルーツが似ているのです。

Point:ロゴマークもブランドもルーツは似ている『わかりやすくする印(しるし)』

3.”ブランド”を理解する

ブランドについてもう少し理解を深めましょう。『ブランド力を高めよう!』というのは良く聞く言葉ですが、ブランドって何でしょうか。

ブランドとは、『ロゴマークや企業名・商品名を聞いただけで伝わるイメージ』のことです。

スターバックスは、あのロゴマークを見ただけで、オシャレ、カッコいい、ちょっと高いけど美味しい、などのイメージを連想させます。アップルも、あのりんごのロゴを見ただけでiPhoneやiPadを想像させ、シンプルでクールなイメージを連想させます。

ひょっとしたら同じ豆のコーヒーを他のカフェでも飲めるかもしれませんが、多くの人はスターバックスのブランドに、より高い価値を感じ、スターバックスのロゴがついたカップに入れて飲みたいと思います。これがブランドの効果です。

サービスやモノはもちろん重要ですが、なかなかその差は消費者には伝わりにくいもの。しっかりとブランドを育てていくことが、事業を考える上でも重要になってきているようです。

Point:ブランドを育てることで競争優位に

4.ブランドづくりとしてのロゴマーク作成のススメ

新たに事業を始める際、また新たな商品をリリースする際、ロゴマークは今や必要条件と言えます。

お客様がそのロゴマークを見た時に、その事業・商品をイメージし、さらにその先にある信頼や安心、カッコよさやクールなイメージなどを感じていただけるよう、ブランドを育てていくことは、少しづつでもその事業の武器となっていくでしょう。

ロゴマークは、単なる印(しるし)です。しかし、ロゴマークの本質は、お客様にわかりやすく、その事業・商品のイメージを伝える、つまりブランドづくりの第一歩と考えられます。大事なブランドづくりの第一歩としてじっくりロゴマークを検討して下さい。

Point:ロゴマークの本質とは、ブランドづくりの第一歩

5.まとめ

■ロゴマークは今や、自社や商品を印象づける必須ツールとなっている
■ロゴマークもブランドもルーツは似ている
■ブランドを育てることで、ブランド力に差をつけ、競争優位に
■ロゴマークの本質とはブランドづくりの第一歩である

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