(画像引用元:技能検定制度のポータルサイト)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は厚生労働省が推進する「ものづくりマイスター」のシンボルマークが決定したというニュースをご紹介します。
世界で賞賛されることも多い、日本のものづくりの技術。しかし近年、さまざまな業界で次代を担う若者の人材確保ができず、結果高い技術力がうまく伝承されなかったり、人材育成が進まないという事態が起きています。
このままでは日本のものづくり産業が衰退してしまうということで、厚生労働省が平成25年度から始めたのが「ものづくりマイスター制度」です。
この制度は、100を超える業界において高度な技術を持つ職人を、厚生労働省が「ものづくりマイスター」として認定し、若者たちに実技指導を行ってもらうというもの。ものづくりマイスターが置かれる職種には造園やめっき、建築板金やとび、自動車工まで多岐にわたります。こうした職種の多くは高い技術力が求められるものの、人材不足に苦しんでいるところが多く、技術力の低下や産業の衰退が懸念されています。
こうした懸念を払しょくするために、職業訓練所などにものづくりマイスターを派遣し、若い技術者を育てようというのがこの制度の主旨となっています。
この制度は知名度がなければ成功することは難しいことから、今回シンボルマークの作成に踏み切ったものと思われます。
このシンボルマークは、ものづくりマイスターとして認定された技術者がつけるもの。ロゴマークを付けることで、ものづくりマイスター制度自体の知名度を高めるとともに、制度そのものの地位を高め、ものづくりマイスターを増やすという意味も込められていると思われます。
制度は施行すれば終わりではなく、その制度が定着することで初めて制度が成功したと言えます。
とはいえ、人々に新しい取り組みを定着させるのは大変なもの。そんな時はロゴマークを使い、知名度を高めるとともに、その制度自体の地位を高めることも大切です。
対社外の制度はもちろん、社内での取り組みを周知・定着させるためにも、ロゴマークを使用してみてはいかがでしょうか。
※参考記事
※参考サイト
優れた技能を確かに伝承する「厚生労働省ものづくりマイスター」のシンボルマークが決定しました | お知らせ | 技のとびら – 技能検定制度のポータルサイト