(画像引用元:LAVIE)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回はNECの人気PCブランド「LAVIE」のロゴマーク変更に関するニュースをご紹介します。
LAVIEが誕生したのは1995年のこと。当時は「LaVie」という表記で、ロゴマークには今よりも薄い青が使われていました。それから10年が経とうとしていた2004年の春モデルから、「LaVie」のロゴマークが2代目に変更となり、初代よりもよりデジタルで、かつ遊び心のあるデザインが採用されています。
(画像引用元:価格.comマガジン)
2015年は「LaVie」が発売されてから20年の節目ということに加え、「LaVie」とともにNECのPCの歴史を支えてきたデスクトップPCブランド「VALUESTAR」とのブランド統合などもあり、新しいロゴマークを画策していたそうです。
ロゴマーク変更に求められたのは、リニューアル感やブランド感の統一だけではありません。比較的ユーザー年齢層の高い「LaVie」を、若年層にも使ってもらえるよう、万人に受け入れられるデザインにすること、そして「Digital Dramatic Days」というキャッチコピーの通り、これまで以上に生活に浸透したPCの使い方を提案するという、NECの使命感や挑戦の証を示すこと、この2つが今回のロゴマーク変更の大きなテーマとなっていました。
こうして、100種類にも及ぶロゴマーク案の中から選ばれたのが、こちらのロゴマークです。
(画像引用元:LAVIE)
これまでのロゴタイプの表記「LaVie」から、全てを大文字の「LAVIE」に変更することで、よりシンプルで洗練されたイメージが生まれています。また、ロゴマークの2つの三角形は、「LAVIE」の「L」と「V」をかたどって作られたもの。三角形の頂点は、それぞれ「Software」「Hardware」「Service」、そして「NEC」「ユーザー」「社会」が、LAVIEによってつながることを表しているそうです。
また、ロゴマークの色がより濃青になっているのもポイントの一つ。今や濃青は「クールジャパン」「サムライブルー」など、日本を表すカラーの一つになっています。日本を代表するカラーをメインカラーに据えることで、日本を代表するPCブランド(メーカー)であるという想いを込めているそうです。
将来への挑戦や、現在の立ち位置をロゴマークに表し、より気持ちを引き締めるというのは、とても重要なこと。ロゴマーク作成の際は、こうした点も踏まえて候補を選んでみてはいかがでしょうか。
※参考記事
「LAVIE」はいかにして生まれ変わったのか – 新ロゴ誕生エピソード(マイナビニュース)
※参考サイト
LAVIE