1.はじめに
「妙に頭に残るのはなぜ?スポーツ用品メーカーのロゴマーク大検証!」でもご紹介した通り、スポーツ用品メーカーのロゴマークには、妙に頭に残るものが多いもの。前述の記事では、こうしたロゴマークの傾向についてご紹介しました。
さらに今回は、メーカーだけでなくスポーツブランドのロゴマークまで広く着目!不思議な魅力を持つスポーツブランドのロゴマークの共通点を2点ご紹介します。新しくスポーツブランドを立ち上げようとお考えの方はもちろん、スポーツチームのロゴマークを作成しようとお考えの方にとっても、参考になるポイントですので、是非チェックしてみてくださいね!
Point:有名スポーツブランドの共通点とは?
2.色数が少ない
ロゴマークは全般的に色数の少ないものが多いですが、ことスポーツブランドのロゴマークにおいては、特に色数が少ないことが、主な共通点として挙げられます。
これらの中には、掲載アイテムによって色が変わるものもありますが、色が変わっても色数は基本的には少ないままです。有名スポーツブランドともなると、掲載されるアイテムは多岐にわたります。どんなアイテムにも馴染むロゴマークを作成するコツは、できるだけ色数を使わないことにあるのかも知れません。
これはスポーツチームのロゴマークを作成する際にも活きるコツではないでしょうか。
野球であれサッカーであれ、チームに関連したアイテムにチームのロゴマークをつけたいというのは自然な流れですよね。そんな時、色数の多いロゴマークを作ってしまうと、アイテムの色によってはロゴマークとマッチしなくなるかもしれません。
ロゴマークは団体・商品の象徴ではありますが、どんなアイテムにも使える汎用性の良さも求められるのかもしれません。
Point:色数の少ないロゴマークが多い
3.イニシャルをモチーフにしている
もう一つの共通点は、ロゴマークに企業や団体名のイニシャルがあしらわれているところが多いという点です。
有名な例としては、アシックスやミズノ、SPALDINGなどが挙げられます。
スポーツブランドは車同様、ロゴマークを除いた外観だけで、遠くからどのメーカーのものか区別するのは難しいもの。最近はある程度シリーズで型の決まっているものもありますが、ウェアなどはなかなか見分けがつかないものです。
ある程度距離のあるところからでも、どのブランドのものなのか分かるようにするためには、ロゴマークを単純化する必要があります。これは車も同じこと(参考記事:日本の自動車メーカー・ブランドのロゴマーク その共通点とは?)。
ロゴマークにイニシャルを用いることで、ブランド名が思い浮かびやすいように工夫されているのかもしれません。スポーツブランドや車のように、一目見ただけではどのブランドのものか分かりづらいものを扱うときには、イニシャルをモチーフにロゴマークを作成してみてはいかがでしょうか。
Point:イニシャルがあしらわれていることで、視認性が高まる?
4.まとめ
■スポーツブランドのロゴマークによく見られる共通点は「色数の少なさ」「イニシャルをモチーフにしている」 ■スポーツ用品メーカーや自動車メーカーのロゴマーク同様、スポーツブランドのロゴマークは視認性が重要視されている傾向にある |