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首都圏移住者こちらへどうぞ!地方移住応援ロゴマークまとめ

首都圏移住者こちらへどうぞ!地方移住応援ロゴマークまとめ

1.はじめに

高齢者の増加に伴い、2025年には東京など1都3県合わせて13万人分の介護施設が不足すると発表されたのは2015年6月のこと。こうした背景もあり、各地方自治体では首都圏移住者を受け入れようと活発なPR合戦が行われています。

本サイトでも、地方移住や地域活性PRのためのロゴマークを多数ご紹介してきましたが、今回は自治体や民間、そして対象者の年齢にかかわらず、地方移住を応援するロゴマークの中から、筆者がすてきだと感じたものをご紹介します。

Point:地方移住希望者の目にとまるようなステキなロゴマークとは

2.地方の可能性を表したロゴマーク

福岡県という土地に秘められた高いポテンシャルと可能性を引き出し、有能な人材を福岡に流入させることで、新たな出会いや仕事のチャンスきっかけを創出しようと活動している民間団体「福岡移住計画」。実際に福岡へ移住した人たちと、移住を支援した人たちによって作られており、さまざまな取り組みやイベントを行っています。

そんな福岡移住計画のロゴマークは、「福岡県には都心にはない余白と可能性がある」という言葉をうまく表したデザインとなっています。

首都圏移住者こちらへどうぞ!地方移住応援ロゴマークまとめ
(画像引用元:福岡移住計画

シンボルマークには、都会すぎず、かといって田舎すぎない、福岡県の街の特徴がよく表れています。文字ごとに間を設けているのは、この地域が持つ余白や可能性を表しているそうです。ロゴマークだけでも移住応援に関する団体だということがすぐに分かりますし、団体の想いもしっかり詰まっている、素晴らしいロゴマークではないでしょうか。

地方の可能性を表したという意味では、以前ご紹介した兵庫県朝来市のシティプロモーション用ロゴマークも特筆したいところ。

まちづくりはこれから!朝来市シティプロモーション用ロゴマーク作成
(画像引用元:朝来市

ドアのデザインが施されたシンボルマーク。その先にはおそらく未来が待っているのでしょう。そのドアを開けるのは、自治体ではなくあなたなんだ、という投げかけを感じる素晴らしいロゴマークです。

▶ 関連記事:まちづくりはこれから!朝来市シティプロモーション用ロゴマーク作成

若い移住希望者の多くが、生活の利便性よりも、移住先の地域の可能性や、仕事やプライベートを問わない、移住後のワクワク感などを基準に移住先を選定しています。都心よりは少し不便かもしれないけれど、仕事面でもプライベートでも都心より楽しめる、そんな地域を想像させるロゴマークが求められているのかもしれません。

Point:移住先の可能性とワクワク感を感じられるロゴマークが求められている?

3.地域の特色や雰囲気を感じさせるロゴマーク

移住先の魅力を伝えることも、ロゴマークの重要な役割です。例えば静岡県公式移住・定住情報サイト「ゆとりすと静岡」のロゴマークは、富士山のある静岡県らしいロゴマークが採用されています。

首都圏移住者こちらへどうぞ!地方移住応援ロゴマークまとめ
(画像引用元:静岡県公式移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡

パッと見ただけで、静岡県のロゴマークだということがわかりやすいことはもちろん、なんとなくほっこりした生活を送れるような安心感を感じさせるロゴマークです。定年退職を迎え、ゆったりとした時間を過ごしたい人にも、都心から少し離れた場所で仕事をしたいという若者にとっても魅力的なデザインではないでしょうか。

Point:移住後の生活を想像できるデザインにすることも大切

その土地の雰囲気をロゴマークでどう表現するかというのは、とても難しいものです。単に有名な観光地や特産物をデザインするだけでは、おそらく見るものに十分なメッセージを送ることはできないでしょう。

今回のロゴマークはそれぞれ違った魅力を持っていますが、いずれも伝えたい想いと伝えるべき内容がうまくマッチしたデザインとなっています。都心からの移住者を募るためのロゴマークを作成する際には、ぜひ参考にしてみてください。

4.まとめ

ユウ局員 ■地方移住を勧めるロゴマークは、移住先の地域が秘める可能性やワクワク感などを感じさせるものが魅力的に見える

■その土地に住めば、どんな生活が送れるのかを想像させるようなデザインにすることも大切
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