1.はじめに
少子化の影響を最も受けている業界の一つ、学習塾業界。子どもの数が少なくなれば、それだけ同じパイを取り合うことになり、競争が激化することは火を見るより明らかです。こうした背景もあり、ただ勉強を学ぶところ以上の意味を持たねば、なかなか子どもが集まらない時代となっています。
そんな時代だからこそ、是非力を入れていただきたいのがロゴマークです。実は学習塾のロゴマークは、「企業の想いを伝える」ということ以上に、大切な役割を持っています。今回は、学習塾におけるロゴマークの重要性と、すてきなロゴマーク事例をご紹介します。
Point:学習塾のロゴマークは、企業の思いを伝えること以上に大きな役割を持つ
2.なぜ学習塾のロゴマークは大切なのか
学習塾におけるロゴマークの重要性は、教育理念や特色を伝えるだけに留まりません。親にとっては大切な子どもを預ける場所ですから、安心して預けることができるか、しっかり成績を上げてくれそうな学習塾かどうかという点を、ロゴマークからも判断しようとします。
「そういった特色は学習塾の内容を見て判断してほしい」という方もいらっしゃるかもしれませんが、文字や説明よりも目につきやすいロゴマークは、判断材料として選ばれることも少なくないのです。
Point:ロゴマークが学習塾を選択するポイントになることも
3.学習塾のロゴマークの傾向
成績向上以外に、信用を与えるという意味でも大切なロゴマーク。こうした背景から、見るものに安心感や信頼を与える緑色や、堅実性や集中力などを示す青色などが多く使われています。他にも温かみのあるオレンジや情熱の赤色などを用いているところも多く見られます。
デザイン性に顕著な傾向があるわけではありませんが、丸く柔らかなイメージを表したものや、書籍・文具といった、勉強に必要な物をモチーフにしたロゴマークが多く見られます。他にも植物などを用いているところも多く、全体として学力の向上(成長)をイメージさせるデザインが多く採用されていました。
総括すると、色は信頼性や堅実性を重視した青色や緑色を用いるところが多く、ロゴマークの形は学力の向上や成長などをイメージさせるものがモチーフとして多く使われていました。
Point:色は信頼や堅実性、情熱を表すことが多く、形は成長や勉強を思わせるものが多い傾向にある
4.マネしたい!学習塾のロゴマーク事例
数ある学習塾のロゴマークの中から、今回は「第一進学塾」のロゴマークについてご紹介します。
(画像引用元:第一進学塾)
塾名にちなんだ「1」の数字が大きく書かれたロゴマーク。数字の横には若葉が描かれており、子どもの成長を願ったロゴマークだということが一目でわかります。カラーも青と緑でまとめられており、ひと目で覚えやすい、シンプルなデザインも素敵ですね。
今回のロゴマークのように、ひと目で覚えてもらいやすいデザインにすることも大切です。
学習塾のロゴマークを作成する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
Point:ひと目で覚えてもらいやすいデザインにすることも大切
5.まとめ
■学習塾のロゴマークは、学力の成長だけでなく、信頼性や堅実性が感じられるものであることも重要 ■信頼性や堅実性を表す緑色や青色が多く用いられており、形は勉強や成長を表すことが多い ■広報という意味では、ひと目で覚えてもらいやすいものにするとよい |