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商品ロゴマークに力を入れる和菓子業界ロゴマーク事例

企業ロゴマークより商品ロゴマークに力を入れる和菓子業界ロゴマーク事例

1.はじめに

世の中にはさまざまな「◯◯好き」がいらっしゃいます。「鉄道」や「温泉」など、◯◯にはさまざまな言葉が入りますが、企業としては、「◯◯」に自分たちの商材カテゴリが入る消費者たちを、いかに惹きつけるか、そしていかにファンになってもらうかが、とても大切なポイントです。

そんな「◯◯」に「スイーツ」という文字を入れる方は、かなり多いのではないでしょうか。しかし、さらに絞って和菓子と入れる方は、スイーツと入れる方よりも大きく数を落とすかもしれません。
和菓子は一時期洋菓子に押されていましたが、近年改めて和菓子の良さが見直されつつあります。とはいえ、格式や伝統が重んじられることの多い和菓子業界、その販促方法に苦戦している企業も多いのではないでしょうか。

そんな和菓子業界の多くの企業が近年力を入れているのが、パッケージデザインや商品ロゴマークです。いわゆるデパ地下を覗けば、和洋折衷のものから、純和風テイストのものまで、さまざまな和菓子がところ狭しと並んでいます。そんな和菓子業界のロゴマークには、どんな傾向があるのでしょうか。
今回は企業及び商品のロゴマーク事情と、真似してみたくなるロゴマーク事例についてご紹介します。

Point:デザインに力を入れつつある和菓子業界。そのロゴマーク事情にはどんな傾向があるのか

2.和菓子屋は商品ロゴマークに力を入れている?

前述のとおり、いわゆる和菓子屋業界は、長い歴史を持つところが多いため、家紋をロゴマークのような扱いにしているところが多いようです。家紋はいわばロゴマークのさきがけのような存在です。一族・家系の血筋や権威、どこの出身かを示すもので、家紋を自分の鎧や兜に着けて戦っている時代劇などを目にした方も多いでしょう。家紋を付けることはその家を代表するということ。ある人気時代劇では、家紋の書かれた印籠を見せると、敵も味方も戦いをやめてひれ伏す、なんてシーンもありますが、それほど家紋というのは、権力や家系の象徴であったわけです。

一方、新たに和菓子業界に参入する企業の場合は、比較的家紋ではなくロゴタイプを採用しているところが多いようです。
ロゴタイプは和風なものや、毛筆で書かれたようなテイストのものが多いようですが、和洋折衷のデザインの場合、その趣向は多岐にわたります。
もちろんロゴマークを採用している企業もあります。ただ、比較的デザインがシンプルなものを採用しているところが多い傾向があるようです。

Point:長い歴史を持つ和菓子屋は家紋をロゴマークにしているところが多い。新規参入企業はロゴタイプにこだわっているところが多い

3.和菓子ロゴマーク事例

ここでは比較的新しい和菓子企業のロゴマークをご紹介します。

1223天平庵ロゴマーク
(画像引用元:天平庵

上記は奈良県に本社に本社を置く、和菓子の製造販売を行う「天平庵」という企業のロゴマークです。
丸が3つ並んだこのロゴマークは、天平庵発祥の地である奈良の大和三山をモチーフにして作られています。生まれた土地を大切にするという心とともに、初心を忘れないという気持ちも込められているのかもしれませんね。

続いてご紹介するのは、商品のロゴマークです。

1223六星すゞめロゴマーク
(画像引用元:株式会社 六星

こちらは石川県にある株式会社 六星が販売する「すゞめ」という塩豆大福につけられたロゴマークです。
「すゞめ」という名前には、企業を超えてお客様に愛され、羽ばたける商品になってほしいという意味が込められているそうです。そんな気持ちを象徴するかのように、羽ばたくすずめがロゴマークとして使われています。企業の想いとお客様への愛情がこもった良いロゴマークではないでしょうか。

和菓子屋としてロゴマーク事情を考えると、家紋以外のロゴマークを掲げている企業は少なく、どちらかと言うと商品ロゴマークに力を入れているようです。ただ、デザイン全般に力を入れている企業が多い昨今、企業ロゴマークの需要も高まっていくのかもしれません。
これから新商品を検討している方はもちろん、販売戦略を一新して、全国に売り出したいとお考えの方は、想いを込めたロゴマークを掲げてみてはいかがでしょうか。

Point:和菓子業界では商品ロゴマークが多い

4.まとめ

ユウ局員 ■和菓子業界の企業ロゴマークは家紋が多い

■新規参入企業はロゴタイプに力を入れているところが多いが、想いをのせてロゴマークを掲げているところもある
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