画像引用元:協和キリン株式会社
ロゴマークは、企業やブランドのメッセージが込められた旗印です。多くの人に広く認知してもらうためにも、一度決まったロゴマークはなかなか簡単には変えられません。
だからこそ、良質なロゴマークを作りたいのであれば、ロゴマークをデザインするうえでのポイントを押さえておくことが大切です。
ロゴマークラボではロゴマークの製作事例を取り上げて、魅力的なロゴマークをデザインするのに役立つポイントをご紹介しています。
今回は、協和キリンのロゴマークを取り上げます!
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
協和キリンのロゴマークの歴史
協和キリンは、医療用医薬品の研究開発・製造・販売を行う製薬会社です。キリンホールディングスの子会社にあたります。バイオテクノロジーや抗体医薬を強みに持ち、「腎」「がん」「免疫・アレルギー」「中枢神経」などの領域において、数多くの医薬品を創出しています。
2019年7月に「協和発酵キリン株式会社」から「協和キリン株式会社」へと社名を変更。それに伴い、ロゴマークも現在のデザインへとリニューアルされました。かつてのロゴマークは以下のようなデザインでした。
画像引用元:協和キリン株式会社
ロゴ作成の参考にしたいポイント
協和キリンのロゴマークにおける注目ポイントは、ロゴマークの一体感です。
もともと協和キリンには、2008年に協和醱酵とキリンファーマが合併し、協和発酵キリンに商号を変更したという経緯があります。そのため、両社の社名を取って「KYOWA」と「KIRIN」の文字が、新旧どちらのロゴマークにも使われているのです。
しかし、昔のロゴマークは「KYOWA」と「KIRIN」という二つのブランドを並べたという印象があり、一つのブランドだとのイメージが持ちにくいように感じられます。そこで新しいロゴマークでは、細胞をモチーフにした図形を加えて一体感をアップさせたのではないのでしょうか。
大文字、小文字がロゴマークにもたらす影響
文字は、小文字と大文字の選択で人々に与える印象が大きく変わります。一般的には、小文字には柔らかさや親しみやすさ、大文字には格式や権威といったイメージがあるといわれています。
新ロゴマークでは「KYOWA」のYやAが小文字になり、大文字と小文字が組み合わされたデザインとなっていますよね。これは、確かさと柔軟性、優しさとたくましさといった「多様な個性を尊重したい」という協和キリンのメッセージが込められているのです。
それに加えて、小文字を混ぜることでロゴマークの一体感を高めているとも、筆者は感じました。新旧のロゴマークを見比べてみると、新しいロゴの方が全体的にキュッとまとまっています。「KYOWA KIRIN」という一つのブランドとして認識しやすくなっているのではないでしょうか。
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