(画像引用元:日本海水)
さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は「日本海水」のロゴマークを取り上げます!
1.日本海水の歴史とロゴマークの由来
日本海水は塩事業や環境事業を軸とする企業で、新日本ソルトと赤穂海水が合併し、1995年に設立されました。塩事業では、過程で使用する家庭用塩やにがりの販売などを行っているほか、北国には欠かせない凍結防止剤としての塩や、魚を飼育する際に必要となる人工海水なども取り扱っています。その他にも海水から作ったミネラルウォーターの販売や、農業肥料の製造・販売を行うなど、海水に関するさまざまな事業を行っています。
海水とは切っても切り離せない日本海水のロゴマークは、もちろん海水をモチーフに作られています。
(画像引用元:日本海水)
柔らかな印象を抱かせるロゴタイプとともに描かれた、水を表す深い青色が使われたシンボルマークは、シンプルながらとても美しく、また印象に残るデザインとなっています。
シンボルマークは生命の源であり、資源にもなっている海をしずくで表しており、海も資源も、一滴の積み重ねによって成り立っているということを表現しています。同時に、お客様への信頼もまた、一つ一つの積み重ねによって生まれるという意味も込められており、一つ一つ、一歩一歩を大事にしようと願う、日本海水の想いが感じられます。
また、さまざまな可能性を秘める地球にも見立てているということで、海水の更なる活用法を見出そうとする強い思いも感じられますね。
2.海だけじゃない!青を使ったロゴマーク
青をベースにしたロゴマークは、世界的にも多いイメージがあります。日本でも、例えばローソンやサントリー、ANAやリクルートといった企業がロゴマークに青を使っている他、海外に目を向けると、ツイッターやFacebook、DELLなどの、主にIT・インターネット企業で青のロゴマークがよく使われているようです。
青は信用や冷静さ、爽やかさや清潔感などを感じさせる色で、寒色系ではありますが、日本海水のように地球や海と見立てて使用すると、どことなく温かみも感じられる不思議な色です。
業態にもよりますが、もしロゴマークの色合いに迷っているなら、まず青を検討してみるのも良いかもしれませんね。
※参考サイト
日本海水
※参考書籍
日本語のロゴ(編集:フレア,グラフィック社編集部)