(画像引用元:ValuePress!)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は2015年3月のプレスリリースにて設立が発表された、国際オタクイベント協会のロゴマークについて、そしてロゴマーク作成およびサイト作成について参考にしたいポイントについてご紹介します。
国際オタクイベント協会は、世界中に点々と広がるオタク文化をつなぐことでその可能性を広げ、オタク文化の更なる発展に貢献していくことを目的に作られた協会です。
すでに18の国と地域から30のオタクイベントが集まっており、日本からはニコニコ超会議やコミックマーケットなどが参加しています。
また、協会創設のプレスリリースが発表された3月27日には、19のイベントが参加した設立総会が幕張にて行われており、日本以外にも各国から参加イベントメンバーが集まっています。
今後は日本をはじめ、米国やヨーロッパ各国、中南米やアジア地域のオタクイベントに参加していき、その裾野をさらに広げていくということです。
そんな国際オタクイベント協会のロゴマークは、カラフルなデザインのものが採用されています。
(画像引用元:ValuePress!)
さまざまな色が使われているのは、多数の国と地域に存在するオタク文化を表しているのかもしれません。
さらに、円になっているのは地球を表しているようにも捉えられます。地球上のさまざまなオタク文化をつなぐという、国際オタクイベント協会の目的に合ったロゴマークではないでしょうか。
ちなみに、国際オタクイベント協会のサイトでは、略称でもあるIOEAの「O」の部分にこのロゴマークが使われており、サイト全体もロゴマークの配色をベースに作られています。
ご存じの方もいらっしゃいますが、実はサイトをロゴマークに合わせて作成するというのはとても重要なこと。
ロゴマークは団体や商品、チームを象徴するものであり、そのものと言ってもよいでしょう。一方サイトは、私たちの生活でいうところの家であり、企業でいうところの社屋に当たるものです。社屋に掲げられているロゴマークがあまりにもアンバランスだと、対外的にカッコ悪いもの。業界によっては、「ブランディングがしっかりできていないんじゃないか」と勘ぐられてしまうかもしれません。
サイトとロゴマークのバランスが悪い理由として、サイトを作成した後にロゴマークを作成した、あるいはサイトとロゴマークのデザインを別々のクリエイターにお願いしたなどが考えられますが、一番はサイトとロゴマークの関係性について、依頼側が重要視していない場合に起こることが多いようです。
できればロゴマークをベースにサイトを作成するのが良いですが、サイトもロゴマークもこれから作成するという場合は、両者のデザインのバランスを考えながら作成することをおすすめします。
また、サイトを作成した後にロゴマークを作成する場合は、ロゴマークをサイトのカラーに合わせたものにするか、サイト自体をロゴマーク作成に合わせてリニューアルしたほうがいいかもしれません。
ロゴマーク作成の際は、ぜひサイトのことも考えながらデザインを検討してみてください。IOEAのサイトは、その点とても素晴らしいサイトですので、ぜひチェックしてみては。
※参考記事
国際オタクイベント協会(International Otaku Expo Associations)の設立について(ValuePress!)
※参考サイト
I.O.E.A