お客様が借りたくなるレンタカーロゴマークを作るには？

1.はじめに

旅先や出張先の足として、レンタカーを借りる方が増えています。
「若者の車離れ」と言われて久しい昨今ですが、これはあくまで個人の車を所有する方が減っているという意味であり、逆にカーシェアやレンタカー需要はこれまで以上に高まっています。

こうした傾向もあり、最近ではカーシェアを含めたレンタカー業界に新たに参入する企業も見られます。
そこで今回は、レンタカー業界にとっていかにロゴマークが大切なのか、そしてお客様が借りたくなるロゴマークを作成する際の注意点についてご紹介します。

Point：ロゴマークがレンタカー業界にとって大切な理由とは？

2.意外と重要なレンタカーのロゴマーク

ビジネスの場合、法人契約の関係から一社しか選べないということもありますが、仮にどのレンタカー会社でも利用できるとすると、あなたは何を重視してレンタカーを選びますか？
おそらく多くの方が、「価格」または「駅または宿泊先からの距離（利便性）」で選ぶのではないでしょうか。

また、予約の際にはインターネットや電話を利用する方が多いため、予約までの間に、選定基準にロゴマークが関わることは、残念ながらほとんどないでしょう。
あるとすれば、比較サイトで複数のレンタカー業者が表示された際、価格も利便性もほぼ同条件だった場合くらいなものです。

それならレンタカー業界において、なぜロゴマークが必要なのでしょうか。
それは、お客様が直接営業所に足を運ばないと、レンタカーサービスを利用できないからです。

近年、インターネットのサービスなどを利用して、実店舗に足を運んでもらうO2Oという取り組みが活発になっていますが、レンタカーはこうした施策をしなくても、お客様が必ず営業所に足を運んでくれるサービスです。その理由は当然のことながら、各営業所に車が置かれているから。
もちろん、営業所がガソリンスタンドを経営しているパターンや、カーシェアリングの場合、駐車場に置かれているパターンなどもありますが、いずれにせよ利用者は必ず車を借りるために営業所を訪問してくださいます。

筆者も経験があるのですが、分かりづらい場所にある営業所の場合、あらかじめインターネットなどで場所をチェックしていても、探すまでに時間がかかってしまうことが多く、結果として車を借りるまでに想定以上の時間がかかってしまうことがあります。
「目的地が探せない」というイライラは、企業にとっては大きなマイナスイメージになります。

逆に看板が分かりやすい場所に建っている営業所など、わかりやすい場所にあるレンタカー会社は、それだけでイメージがアップします。
こんな時、ロゴマークが大いに役立ってくれます。
ロゴマークが遠くからでも分かりやすいものだと、お客様は目的地に迷うことなくたどり着くことができます。
もちろん看板の立地の問題などもありますが、遠くからでも明確に目的のレンタカー会社だとわかるようなロゴマークを作っておくことは、レンタカー会社の顧客満足を上げることにもつながると言えるのです。

Point：ロゴマークのわかりやすさは顧客満足にもつながる

3.レンタカーのロゴマークを作成する際の注意点

では、顧客満足を高め、お客様がまた利用したいと思えるようなロゴマークを作るには、どんな点に注意すればよいのでしょうか。
一番の注意ポイントは、先程もご紹介した通り、遠くからでも分かりやすいロゴマークにするということです。

例えば赤や黄色は、遠くからでも視認性の高い色だということが分かっています。
ニッポンレンタカーや日産レンタカーのロゴマークは、こうした意味でもとても素晴らしいロゴマークだと言えます。

（画像引用元：Job Com クラブオフ ）

（画像引用元：ベネフィット・ステーション）

また、繊細なデザインや線の細いデザインは、遠くからだと視認性の悪いデザインだと言えます。
その点、ニコニコレンタカーのような、遠くからでも分かりやすいロゴマークは、レンタカー業界にぴったりのロゴマークだと言えます。

（画像引用元：お店のミカタ）

同じ営業所に来店することはなくても、別の機会に同じ会社のレンタカーを借りようと思うこと少なくありません。
ユーザーの心をつかむためには、レンタカー業界ならではのロゴマークの基本を押さえた上で、作成を行うことが大切なのです。

Point：レンタカーのロゴマークは遠くからでも分かりやすいものがよい

4.まとめ

■レンタカーのロゴマークは顧客満足につながることがある ■遠くからでも営業所の場所がわかるように、ロゴマークは視認性の高い色やデザインを利用するのがよい