画像引用元:「芝浦工業大学附属中学高等学校ホームページ」 創立100周年
今回紹介するロゴマークは、創立100周年を記念してつくられた芝浦工業大学附属中学高等学校のロゴマークです。学校の創立記念に生徒公募で選ばれるロゴマーク!何ておもしろそうなのでしょう。生徒さんたちが、いろいろなアイデアを考えて作ったその過程を想像すると、楽しそうな学校生活だな、と感じます。
このような機会にロゴマークを作成することは、世間の注目を集めますし、何より生徒さんたち自身が自分の学校を深く知るよいきっかけになりますね。どのようなロゴマークになったのか、どのような思いが込められているのかを詳しく見てみましょう。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
芝浦工業大学附属中学高等学校の歴史
芝浦工業大学附属中学高等学校とは、芝浦工業大学の付属校で、中高一貫の理工系の学校です。前身の「東京鐵道中学」を含めて、2022(令和4)年でちょうど100年という歴史ある学校です。
「東京鐵道中学」という校名から推察される通り、当時の国鉄で働く職員とその子弟のために作られた学校として、1922(大正11)年に開校しました。戦後は校名を変更し、国鉄職員限定の制限をなくすなど広く一般にも開放し、近年2021(令和3)年度からは男女共学校となりました。
「理工系人材の育成」を目指して教育環境を整えてこられたこちらの学校は、創立100年を迎えてますます発展していくようです!
参考:「芝浦工業大学付属中学高等学校ホームページ」本校の沿革
芝浦工業大学附属中学高等学校のロゴマークの特徴
それでは、学生の応募の中から選ばれたというロゴマークを見ていきましょう。
まず、大きな「100」の数字が目に飛び込んできますね。1922年から100年続く歴史ある学校なんだな、というのがよくわかります。また「100」の数字がシンプルな線と丸でできているうえ、「0」が車輪のようになっていて電車をモチーフにした数字だとわかります。芝浦工業大学附属中学高等学校が鉄道学校だったと知らない人が見ると、何か関係があるのかな?と興味を持たれるきっかけになるかもしれませんね。
数字の下の文字は校名の一文字の「芝」と、周年をあらわす「th」を組み合わせたものだそうです。シンプルなロゴにたくさんの意味が込められていますね。「鉄道中学からの100周年がわかるようにしました」とロゴを作成した学生さんも言われていました。
参考:「芝浦工業大学付属中学高等学校ホームページ」 創立100周年
ロゴ作成の参考にしたいポイント
画像引用元:芝浦工業大学附属中学高等学校ホームページ 創立100周年
このロゴマークの参考にしたいポイントは、潔いまでのシンプルさです。「100」の数字で電車を表現していますが、その線は実に単純なものです。「ロゴを作る」となると、ついつい凝ったものを考えてしまいがちですが、このロゴは余計なものがなく、飽きのこないデザインのように感じます。
このロゴを作った学生さんも、「シンプルなもの」を意識して作ったそうです。また、男女共学になるということから、「誰からも受け入れられるものにしようと思った」と言います。
このロゴを活用して記念ポスターが作られています。このポスターも学生さんが作ったそうです。駅名標をモチーフにしたポスターで、背景の濃い茶色のレンガが、シンプルなロゴを浮かび上がらせているように感じます。
よく見ると、さりげなく反射したホームドアにもいろいろな情報が入っています。わざとぼやけさせていて、よく見ないとわからないですが、「豊洲」の文字が入っています。これは今の校舎がある場所のことです。開校から100年たって、豊洲に移転した校舎で、これからも芝浦工業大学附属中学高等学校は未来に向かって走っていくよ、という思いが強く伝わってきますね。
参考:「芝浦工業大学付属中学高等学校ホームページ」 創立100周年
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