画像引用元:日本最大旗艦店「中川政七商店 渋谷店」令和元年11月1日(金)オープン! | プレスリリース | 株式会社中川政七商店
国内外で注目されているさまざまなロゴマーク。多くの人の記憶と印象に深く刻まれるのには、実は理由があります。
その「理由」を知らないと、ロゴマーク作成で損をする可能性があるかもしれません。
そこでロゴマークラボでは、世の中に出回っているロゴマークの中から、皆様に「作成する上でこれは知っておいてほしい!」「参考にしてほしい!」というものをピックアップし、そのポイントをご紹介しています。
今回は中川政七商店のロゴマークを取り上げます!
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
中川政七商店のロゴマークの歴史
中川政七商店は創業1716年の奈良で約300年続く麻を織ってきた会社で、現在は”日本の工芸を元気にする!”というビジョンを掲げながら、工芸品の販売なども行っています。
そんな中川政七商店のロゴマークは、奈良のシンボルともいえる鹿が2頭向かい合い、「七」という文字の脇に並んだもの。創業当時から存在していたような歴史を感じさせるデザインですが、実は意外と新しく、2010年から採用されたものです。作成当時も、できるだけ古くからあるように見えるロゴマークで、というコンセプトで作られています。このロゴマークを掲げて10年間出店を続け、いまや40店舗超を展開する会社となりました(2021年11月時点の情報)。
ロゴ作成の参考にしたいポイント
創業時の時を伝える「享保元年」の文字と、長らく商品として取り扱ってきた「麻もの」の文字を両サイドに配置することで、中川政七商店の歴史やこれまでの商いを、イメージだけで伝えることができている、素晴らしいロゴマークです。
また上部には本店の所在地「奈良元林院」を記載。ここから歴史ある奈良の企業であることをアピールしています。その下にある「謹製」の文字は、ものづくりの会社だということを表した言葉です。また2頭の鹿が奈良らしさを強調しているといえるでしょう。
真ん中の丸に据えられているのは「七」の文字。これは政七の七ですが、実はそれを表現しているのは麻の帯。ここからも創業以来の商いやこれまでの歴史に対する敬意を感じることができます。
おわりに
パッと見ただけで、中川政七商店がなにをしている会社なのか、また歴史の深さが伺い知れるロゴマークになっています。
日本企業もブランディングをしないと生き残れない時代になってきました。中川政七商店ではブランディングの要にロゴマークを用い、「奈良の中川政七商店」としてブランドを前面に押し出そうとしています。
ロゴマークはブランディングの要になるデザインです。長い歴史があり、これから新しいことにチャレンジしようとされている企業様は、ぜひ中川政七商店のロゴマークを参考にしてみてはいかがでしょうか。
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