画像引用元:美術出版社
出版と言えば、書籍や雑誌、マンガなどをすぐに思い浮かべますが、忘れてはいけないのが絵画や写真、デザインなどアート系の作品集などです。
美術系の作品は展覧会があれば実際に見ることができますが、普段はなかなか身近なものではありませんね。そんな時に、私たちの生活の中で触れる機会をもらえるのが、印刷された作品集です。
株式会社美術出版社は100年以上の歴史を持ち、日本の中で美術を専門に出版業を営んできた貴重な会社です。その美術出版社のロゴマークは、さすがアート系の企業と言えるような深い意味合いが込められているものでした。
今回はそんな株式会社美術出版社のロゴマークに注目し、作成のポイントをご紹介します。
アイデアと創意工夫とデザイン力が凝縮されたロゴマークですよ。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
Contents
「美」という文字が回って回って、そして「基点」と「支点」の意味するところは?
1905年、水彩画家の大下藤次郎が創業した美術出版社。現在の社名になったのは1948年。すでに100年以上の歴史を誇る老舗中の老舗出版社です。
「アートを、社会に実装させる。」を理念に、1948年創刊の「美術手帖」をはじめとして、美術検定の実施やアート系書籍の出版を中心に活動してきました。
途中他社との業務提携などを経て、2008年から現体制になったことをきっかけに、新しいロゴマークを発表しました。
近年では「ARTの出版物から、ARTで動かす会社へ」をモットーに、人の幸福追求のためにもアートの重要性を伝える役割を求め活動する出版社です。
ひと目見たら忘れられないアーティスティックなシンボルマークが印象的
「アートを、社会に実装する。」を理念にしている美術出版社だけあって、そのロゴマークもなかなかにアーティスティックです。
美術出版社のロゴマークはアートディレクターの佐藤 卓氏の作品です。
まず気になるのがシンボルマークではないでしょうか。
「どこがどうなったらこの形になるの?」そんなクエッションが浮かんできますが、見た人に「ん?」と気にかけてもらうロゴマークは、実はとても効果的なことが分かっています。そこはさすがは佐藤 卓氏ですね。
こちらのシンボルマークは美術出版社の「美」の文字の、それぞれの画が回転したものだそうです。
さらに、よ~く見てみると、真ん中に小さな白い点があり、この点を中心にして「美」の画を回転しているのだとか。これは「創造の基点」「美の支点」という意味を込めているのだそうですよ。
美=アートは、さまざまな角度や見方、視点で観賞することが大切なんだということなのかもしれませんね。
確かに「ん?」と思った瞬間、私たちはこのロゴマークを流してしまうことができなくなり、しっかりと観賞してしまいます。
一度見たら忘れられないロゴマークになりますね。
参考サイト
美術出版社
PRTIMES
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