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良いロゴマーク 悪いロゴマーク その違いとは

良いロゴマーク 悪いロゴマーク その違いとは

1.はじめに

ロゴマークの料金が、必ずしもクオリティに比例するわけではないというのは、「ロゴマークのクオリティと料金の関係に迫る」でもご紹介しました。その理由は、ロゴマーク作成に至る作業が、単純に簡略化できるものではないからです。逆に言えば、いいロゴマークは低予算でも手に入れることができると言い換えることができます。

ここで考えたいのが、何をもって「良いロゴマーク」「悪いロゴマーク」を見分けるかということです。この2つの違いを理解していないと、そもそも出来上がってきたロゴマークが良いものなのか、果たして価格に見合った買い物ができたのかという点が、判断できなくなってしまいますよね。これはロゴマークを作成する上で、とても大切なポイントですが、知らずにロゴマークを選んでしまっている方は少なくありません。

そこで今回は、「良いロゴマーク」と「悪いロゴマーク」を見分けるポイントについてご紹介します。

Point:良いロゴマークを手に入れるために、「良いロゴマーク」と「悪いロゴマーク」の違いを知ろう

2.良いロゴマークとは

皆さんはどんなロゴマークが「良いロゴマーク」だとお考えですか?目立つように作られたものでしょうか?それとも複雑な形をしたものでしょうか。残念ながら、いずれも少し異なります。

「良いロゴマーク」がどんなものかを知るためには、「ロゴマークとはなにか?」という問題を再度頭に思い浮かべる必要があります。ロゴマークとは、『自社や自社の商品を印象づける』ものであり、企業や商品のブランドを象徴するものです(「ロゴマークとは何か、改めてじっくり考えてみました。」より)。
つまり、ロゴマークを見ただけで「自社や自社の商品を印象づけ」られるもの、何をしている企業なのか、どんなサービスを展開し、どんな想いをユーザーに届けたいのかが、ひと目で分かるものというのが、「良いロゴマーク」の条件となります。

また、いつ誰が見ても「あれは◯◯のロゴマークだ」と言ってもらえるものでなければならないというのも、「良いロゴマーク」の条件の一つ。例えば用途によって縦横比が変わってしまったり、カラーコードが変わってしまうと、ユーザーは「なんとなく◯◯のロゴマークに似ているけど、ちょっと違う…」と違和感を持つでしょう。場合によっては「まがい物」扱いされてしまうこともあるかもしれません。

つまり、誰が使っても同じように使えて、何の媒体に使用しても同じように見えるように作られていること、それが「良いロゴマーク」の条件なのです。

Point:「誰が使っても同じように使えて、何の媒体に使用しても同じように見えるように作られている」のが良いロゴマーク

3.悪いロゴマークを作成しないために

裏を返せば、「良いロゴマーク」の条件に当てはまらないものが「悪いロゴマーク」だと言えます。では、悪いロゴマークを作成しないためには、どのようなポイントに気をつける必要があるのでしょうか。

誰が使っても同じように使えて、何の媒体に使用しても同じように見えるという点を守るためには、ロゴガイドラインに沿って使用することが大切です。ロゴガイドラインは、ロゴマークの指針をまとめたもの。ロゴマークの縦横比や使用するカラーコード、使用時の注意などが記載されていますので、誰でも手軽にロゴマークを扱うことができます。
ただ、注意して欲しいのは、ロゴガイドラインは必ず納品されるものではないということです。低価格のロゴマークの場合は、ロゴガイドラインがついていないこともありますので、事前にロゴガイドラインが納品されるかどうかを確認しておきましょう。筆者の考えとしては、少し価格が高くなっても、ロゴガイドラインは納品してもらったほうが、安心してロゴマークを使うことができますので、ロゴガイドラインは必ず手元においていただくことをおすすめします。

また、既にロゴマークの用途が決まっている場合は、依頼の際にデザイナーに用途を伝えておくことも大切です。特にカラーコードは、印刷の場合とWEBサイトで掲載する場合で違いが出るものです。事前に伝えておけば、デザイナーは用途を考慮して作成してくれますので、できるだけ事前に用途は伝えておきましょう。

Point:悪いロゴマークを作成しないためには、ロゴガイドラインとロゴマークの使用用途の共有化が大切

4.まとめ

ユウ局員 ■「良いロゴマーク」とは誰が使っても同じように使えて、何の媒体に使用しても同じように見えるように作られているもの

■悪いロゴマークを作成しないためのポイント:1)ロゴガイドラインに沿って使用すること

■悪いロゴマークを作成しないためのポイント:2)ロゴマークの用途が決まっている場合は、デザイナーに共有すること
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