(画像引用元:ITmedia ニュース)
さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、Internet ExplorerやChromeに続く第三のブラウザとして、日本でもユーザーの多い「Mozilla Firefox」のロゴマークを取り上げます!
1.Mozilla Firefoxの歴史とロゴマークの由来
Mozilla Firefoxはもともと、Netscapeというブラウザのソースコードから生まれたブラウザで、2002年9月に産声を上げました。しかし商標権の問題から、Phoenixと言う名前は一年も立たずに表舞台から姿を消します。
2003年4月には、新名称となるFirebirdを発表したものの、この名称もまた、別のプロジェクトの名称だということが発表後に発覚。これが大きな問題となり、新たな名称であるFirebirdも、名称変更を余儀なくされます。一旦はMozilla Browserという名前に変更されるという話が出たものの、その後もさまざまな問題が発生。正式名称選びは難航したものの、2004年2月にFirebird後の正式名称として、Firefox(レッサーパンダの意)が生まれることとなります。
Firefoxという名称に決まった理由として、「Firebirdという名前に似ている、ユニークかつ覚えやすい名前である」ことが挙げられていますが、他の名称に使われていないというのが大きな理由だったようです。
しかし、名称の急な変更は、ロゴマークにも余波を残すことになります。
Firefoxという名称とともに公開されたロゴマークに描かれていたのは、レッサーパンダではなくキツネ。その理由について、Firefoxのロゴデザインを担当した方のブログには、「レッサーパンダのいいロゴデザインが思い浮かばなかった」と語られています。
(画像引用元:ITmedia ニュース)
また、Firefoxの日本法人のホームページには、マスコットキャラクターである「フォクすけ」がキツネである理由として、以下のように語られています。
「Firefox のロゴマークが狐をモチーフにしたものであることから、同じく狐がモチーフとなっています」
(画像引用元:フォクすけの Firefox 情報局)
たしかにどう見てもキツネですね。ちなみにフォクすけはFirefoxの日本法人のマスコットキャラクターであり、Mozilla Firefoxのキャラクターではありませんのでご注意ください。
今後の名称変更は「ないと願いたい」と語るMozilla Firefox。しかし、万一そんな機会が訪れた際には、名称とロゴマークが連動したものであってほしいと願うばかりです。