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100年以上変わらない存在感を放つロゴマーク | グッドイヤー

100年以上変わらない存在感を放つロゴマーク | グッドイヤー

(画像引用元:Goodyear Blimp(Mark Turnauckas)| flickr

さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、世界的なタイヤメーカーとして知られる「GOODYEAR(グッドイヤー)」のロゴマークを取り上げます!

1.GOODYEAR(グッドイヤー)のロゴマークの歴史と由来

1898年、セイバーリングによって創設されたグッドイヤー。その名前は、天候や気温に左右されにくい加硫ゴムを発明したチャールズ・グッドイヤー氏にちなんで付けられました。ちなみにチャールズ・グッドイヤー氏とセイバーリングおよびグッドイヤー社の間には、特に関係はないのだとか。

グッドイヤーが初めて企業のロゴマークを作成したのは1901年のこと。驚く無かれ、その頃には既に現在の同社のロゴマークの原型ができていました。グッドイヤーのロゴマークの特徴とも言える、GOODとYEARの間にデザインされた羽のついた靴も、この当時から既に描かれています。若干の変更はあったものの、100年以上変わらないロゴマークを使っているというのは驚きですね。

ちなみにロゴマークにデザインされている、羽のついた靴は、商人や旅人の守護神として知られる、ローマ神話のメルクリウスをもとに考えだされたもの。創設者・セイバーリングの自宅階段の親柱に彫られていたメルクリウスを見て、このアイデアを思いついたそうです。

2.ロゴマークの知名度は飛行船のおかげ?

グッドイヤーが何をしている企業なのかご存じない方でも、ロゴマークだけは見たことがあるという方は多いのでは。その理由は、グッドイヤーの広報戦略にあります。
グッドイヤーは長年、同社のロゴマークを描いた巨大な飛行船を飛ばしています。そのため創業の地・米国での知名度は高く、SNSなどで飛行シーンをとらえた画像が度々アップされています。
日本でも何度か有人飛行が行われており、日本の空をグッドイヤーの飛行船が悠々と飛ぶ姿を見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2014年3月には、新しくなったグッドイヤーの飛行船が公開。飛行船を使った広報戦略は、SNSが普及した今だからこそ効果的なのかもしれませんね。

グッドイヤーのように、飛行船を使うことは難しいですが、ロゴマークを大々的かつ効果的に見せることで、高い宣伝効果を得ている事例は数多くあります。ロゴマークを使った販促事例の一つとして、ぜひ抑えておきたいですね。

※参考書籍
ロゴライフ 有名ロゴ100の変遷(著:ロン・ファン・デル・フルーフト)

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