(画像引用元:下野新聞「SOON」)
世界中のロゴマークに関するニュースを特集する「ロゴマーク最新情報!」。
今回は栃木県那珂川町の新たな特産品「那珂川町里山ほんもろこ」のロゴマークが決定したというニュースをご紹介します。
那珂川町(なかがわまち)は栃木県の東部、栃木県と茨城県の県境に位置する町です。この町でホンモコロの生産が始まったのは、2010年以降のこと。県立馬頭高校水産科によってホンモコロの孵化に成功したことから、研究会や養殖組合が発足され、2015年1月時点で約1トンものホンモロコを養殖する地域となりました。
ホンモロコはもともと琵琶湖の固有種とされており、関西(特に京都)では高級魚の一つとして、料亭などでも振る舞われています。こうした背景から、那珂川町をはじめとしたさまざまな地域で養殖が行われています。ちなみに県立馬頭高校水産科が孵化に成功した2010年、最も生産量が多かったのは埼玉県で、「彩のもろこ」という名前でブランド化されています。
生産量の増加に伴い、那珂川町でも「那珂川町里山ほんもろこ」としてブランド化が決定。その販促のために作られたのが、今回のロゴマークです。
(画像引用元:下野新聞「SOON」)
ロゴマークは地元の専門学校によって作成されたもので、小ぶりのホンモコロらしい可愛い魚のデザインが特徴となっています。
魚の上には、「那珂川町里山ほんもろこ」の質の高さを示す王冠マークがつけられており、ロゴマーク全体で笑顔を表しているそうです。魚の下にある、半円形の部分が笑顔を表す口の部分に当たりますが、ホンモコロを乗せたお盆のようにも、ホンモロコが泳ぐ水のゆらめきにも見えますね。また、王冠は「生産量日本一になる」という町の想いを表しているようにも感じます。
今後は取扱店などに表示され、特産品としての知名度向上・売上アップのための販促アイテムとして使用される予定だそうです。もし那珂川町に足を運んだ際には、「那珂川町里山ほんもろこ」のロゴマークを探してみてはいかがでしょうか。
※参考記事
特産品「那珂川町里山ほんもろこ」にロゴマーク 那珂川(下野新聞「SOON」)
※参考サイト
広報なかがわ No.115