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1.はじめに
ここ数年で大きく市場を伸ばしているインターネットを利用した事業の数々。ECサイトや動画配信サービスなど、その種類は枚挙にいとまがありません。なかでも近年注目を集めているのがクラウドストレージサービスです。AmazonやMicrosoft、boxなどが次々と市場に進出し、日本にも多くの企業が進出を果たしています。
そんなクラウドストレージサービスのロゴマークの傾向を調べると、他業種でもマネしたい、さまざまなポイントが見えてきました。今回は、今後さらに競争が加速していくと予想されるクラウドストレージサービスのロゴマークの傾向をチェックしました。
Point:今後ますます成長が期待されるクラウドストレージサービスのロゴマークをチェックする
2.インターネットサービスにおけるロゴマークの重要性
クラウドストレージサービスにかかわらず、インターネットでサービスを提供している企業の多くが、ロゴマークとロゴタイプを用意しているという傾向にあります。これは、インターネットにおけるロゴマークとロゴタイプの重要性を表した傾向だと言えます。
その理由は、「ECサイトのロゴマーク事情と参考事例」でもご紹介したとおり、インターネットサービスは集客という面で、質だけでなくデザイン性の高さも求められているからではないでしょうか。
もちろんサービスが充実しているかという点は大きな問題ではありますが、インターネットサービスは第一印象、つまり一度の訪問で印象深く覚えてもらうことがとても大切です。そのために文章でユーザーに何かを語るよりも、ひと目でユーザーにイメージが伝わるロゴマークやロゴタイプに力を入れていると考えられます。
Point:インターネットサービスはロゴマークやロゴタイプが重要
3.クラウドストレージサービスのロゴマークの傾向
クラウドストレージのロゴマークの傾向として、シンプルなものが多いという点が挙げられます。ただし、クラウドストレージサービスのロゴマークは、他の業態のロゴマークに比べて、比較的リニューアルの頻度が高いですので、時代に合わせたデザインを常に採用していると考えたほうがよいでしょう。
カラーは圧倒的に青と白がよく使われていますが、他にも緑やオレンジなどを使っているところが多いようです。
Point:クラウドストレージサービスのロゴマークは改版が多い。カラーは青と白が比較的多い傾向
4.クラウドストレージサービスはロゴガイドラインもしっかりしていた!
クラウドストレージサービスのロゴマークのもう一つの特徴は、ロゴガイドライン(ブランドガイドライン)を作成しているところが多いという点です。
インターネットは法整備が少しずつ進んで入るものの、まだまだ無法地帯と呼べる部分が多々あります。こうした点から、意図とは違ったロゴマークの使われ方をされることも少なくありません。こうした背景もあり、ロゴガイドラインの作成が進んでいるのだと考えられます。
ロゴガイドラインの見本にしたいクラウドストレージサービスの一例として、Dropboxが挙げられます。
(画像引用元:Dropbox)
Dropboxのロゴガイドライン(ブランドガイドライン)には、使用カラーの指定や使用例などについて、詳細かつわかりやすく記載されています。クラウドストレージサービスにかかわらず、ロゴガイドラインを作成する場合の参考になりますので、ぜひチェックしてみてください。
Point:ロゴガイドラインを作成しているサービスが多い
5.まとめ
■ユーザーにサービスの印象を残すために、クラウドストレージサービスはロゴマークやロゴタイプを設けているところが多い ■クラウドストレージサービスのロゴマークは青や白のものが多い ■ガイドラインを細かく作成しているところが多いので、他業種でも見本にしたい企業・サービスが多い |