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ロゴのフォント選びは重要!その理由と選び方

ロゴのフォント選びは重要!その理由と選び方

ロゴデザインにおいて文字(ロゴタイプ)の要素は重要な役割を持ちます。大きさやフォントを調整して、理想的なものに近付けましょう。なかでもこだわりたいのがフォント。文字はフォント次第で雰囲気やイメージが大きく変わります。

フォントとは文字を表現する手段のようなもの。日常的によく使われている「明朝体」「ゴシック体」以外にも、数多くのフォントが存在します。オリジナルのフォントを作っている人もいらっしゃいます。

そこで、フォントを選ぶ際に知っていてほしいことを紹介しますので、ご一読ください。

ロゴ作成でフォントが重要な理由

フォントのイメージはロゴそのもののイメージに直結します。フォントにはそれぞれに特徴があり、太い文字は力強さ、細い文字は繊細さ、そして丸い文字は柔らかさといったイメージを見る人に与えます。

一般的に、ロゴは文字を図案化した「ロゴタイプ」と企業や商品を象徴化した「シンボルマーク」で構成されます。なかには「ロゴタイプ」のみで構成されているものもあり、その場合は、フォントが与えるイメージはより強くなります。見る側が受け取るイメージと、ロゴを通して伝えたいことがかけ離れないように、フォント選びを慎重に行いましょう。

フォント探しに困らないためのポイント

たくさんのフォントの中から、企業や商品のイメージにぴったり合うものを探すのは至難の業です。効率よくフォントを選ぶためには、ロゴを通して「どのような印象を与えたいか」について事前に考えることが必要です。与えたい印象を事前にしっかりと決めておけば、的を絞った状態でフォントを選べます。

ロゴフォントを選ぶポイント

フォントを選ぶ際は、「企業や商品のイメージと合っているか」や「ターゲット層に伝えたいことが確実に届くか」を重点的に検証してください。それ以外にも、視認性や可読性といった点に配慮することも大切です。イメージ通りのフォントを選んでも、読みづらければ台無しですよね。

フォントには、和文フォントと欧文フォントがあります。

和文フォント

和文フォントとは、その名の通りひらがなやカタカナの書体データのことです。「ゴシック体」「明朝体」「毛筆体」「手書き体」がよく選ばれています。

「ゴシック体」は線の太さが一定で、文字に飾りがなく読みやすいのが特徴です。親しみやすく素直な印象を与えます。

「明朝体」は線の太さに強弱があり、「ウロコ」と呼ばれる飾りがついています。上質で知的な印象になり、雑誌や書籍によく使われています。

「毛筆体」は筆で描いたような文字で、和風で伝統的なイメージを持ちます。若者には親しみにくく、ターゲット層が限られてしまうかもしれません。

「手書き体」は様々な種類があり、ユニークで個性的なイメージ。他のロゴとの差別化を図れますが、誰にでも読みやすいかについては検証する必要があります。

欧文フォント

アルファベットなどの書体データのことを欧文フォントといいます。「セリフ体」「サンセリフ体」「筆記体」「手書き文字」がよく使われています。

「セリフ体」は和文フォントの明朝体と同じように、線の太さに強弱があり、「セリフ」と呼ばれる飾りがついているのが特徴。新聞や雑誌、そして書籍によく用いられています。

「サンセリフ体」は和文フォントの「ゴシック体」と同様に、線の太さが均一で読みやすいという特徴があります。

「筆記体」は曲線美が美しいのが特徴。優雅でエレガントな印象ですが、読みにくいと感じる人がいる可能性も。

「手書き文字」は個性的で、おしゃれなイメージがあります 。親しみやすさもあり、女性や子どもに好まれます。

最近の傾向としては、サンセリフ体が使われているロゴが多く見られます。性別や年齢を問わず視認性が 高い、つまり、見てすぐに認識できる点が人気の理由です。

オリジナルフォント

既存のフォントにこだわらず、オリジナルフォントを制作するのも一つの方法です。フォントをイチから作る方法と、既存のフォントの一部をカスタマイズして改変する方法があります。

メリットとして、理想通りのフォントを作ることができ、ライセンスなどの心配もする必要がありません。一方で、ロゴは大勢の人の目に触れるものですので、デザインにこだわるだけではなく、読みやすさやわかりやすさについては第三者からの評価を得た方がよいこともあります。

ロゴフォントを選ぶ際の注意点

企業のイメージにぴったり合うフォントが見つかっても、商用利用ができずロゴに使えないものもあります。使用したいフォントが決まったら、ライセンスを確認してください。無料で使えるものと購入する必要があるもの、そして商用利用ができないものがあります。

商用利用ができても、そのフォントを利用したロゴ自体を商標登録できない可能性も。将来的にロゴの商標登録を考えている場合は、事前に確認する必要があります。

ライセンスや登録に関することは、複雑で判断が難しい点も多くありますので、プロに任せるのも選択肢の一つです。

また、デバイスによって使用できないフォントもあります。デバイス毎にフォントが異なると統一感がなくなりますので注意しましょう。 

おわりに

フォントの選び方について紹介しました。普段何気なく使用しているフォントにも、それぞれに特徴があり、選び方で印象が大きく変わります。フォントの選び方次第で表現の可能性は広がります。伝えたいイメージを的確に表現できるフォントを選んで、ロゴの効果を高めましょう。 

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