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1.はじめに
ネット通販というと、若い人が利用するもの…と思っていませんか?実は最近では、若い人だけでなく、高齢者の利用者数も増加傾向にあると言われれています。
総務省が平成26年9月に発表した「統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)」によると、高齢者が世帯主である世帯の、1か月ネットショッピング支出は、平成14年から平成25年までの間に、なんと4.3倍に増加しているのだそうです。
こうした背景を受け、高齢者をターゲットにした通販サイトが増えています。とはいえ、単に高齢者向け商品を多めに扱っただけでは、思ったような成果は得られないでしょう。わかりやすいワイヤーフレームやフォントを大きくするなど、さまざまな部分に配慮する必要があります。
そこで今回は、高齢者がよく利用している通販サイトのロゴマークをいくつかご紹介します。これから高齢者向け通販サイトを作るなら、こうしたロゴマークを参考にするといいものができるかもしれませんよ?
Point:高齢者がよく利用する通販サイトのロゴマークにはどんな共通点があるのか?
2.高齢者向け通販サイトのロゴマーク
まずご紹介するのは、通販カタログ誌の老舗とも言える「通販生活」のロゴマークです。
(画像引用元:通販生活)
ロゴマークを紹介する前に、このサイトの特徴についてご紹介しておきます。
高齢者をターゲットにしているということで、サイトのワイヤーフレームは一つ一つの枠組みやフォントが大きめに作られています。ほかにも「キーワード」を「キイワード」と記載してあるなど、さまざまな部分に高齢者への配慮が感じられます。こうした点が、多くの高齢者に支持される大きな特徴だと言えそうです。
次に、本題であるロゴマークについて見て行きましょう。
(画像引用元:通販生活)
通販生活のロゴマークは、柔らかな印象を受ける、独特なフォントを使ったものが採用されています。また、高齢者にとっては明るい色同士、または暗い色同士の色の組み合わせはとても見えにくいもの。そのため、通販生活のロゴマークも濃い朱色に白色という、濃淡が明白な色彩が採用されています。。
通販サイトにかかわらず、高齢者向けのロゴマークを作成するなら、色の使い方がとても大切。比較的高齢者の利用が多い「ベルーナ」や「セシール」も、シンプルかつ背景との濃淡がわかりやすいロゴマークを使用しています。
(画像引用元:ベルーナ)
(画像引用元:ベネフィット・ステーション)
ちなみに緑や黒は、高齢者から比較的好まれる色として知られています。高齢者に人気の秘密の一端は、ロゴマークの色にも関係があるのかもしれません。
Point:高齢者向けのロゴマークは色の使い方が大切?
3.まとめ
■通販サイトにかかわらず、高齢者向けサービスのロゴマークは色使いが大切 ■濃淡の近い色同士が重なると、高齢者には見えづらい。濃淡がはっきりした色使いを心がけよう ■高齢者は黒や緑が好きな傾向にある。こうした点も合わせてチェックしておこう |