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実例!ロゴマークが一つのステータスとなった2つの企業

実例!ロゴマークが一つのステータスとなった2つの企業

1.はじめに

ロゴマークとは何か、改めてじっくり考えてみました。」でもご紹介したとおり、ロゴマークを決めることは、ブランディングの第一歩。文章や企業名よりも目に入りやすく、覚えやすいため、場合によっては「企業名はよく知らないけれど、あのロゴマークの付いた製品ってかっこいいよね!」と噂され、企業を代表する看板的存在になることも。

今回は、実際にロゴマークが一つのステータスとして消費者に受け入れられている事例を2つご紹介します。ぜひロゴマーク作成の参考にしてみてください。

Point:ロゴマーク自体がステータスとなることがある

2.社名よりも有名になったシンボルマーク NIKE

NIKEロゴマーク
(画像引用元:Wikipedia

Swoosh(スウッシュ)と呼ばれるロゴが特徴のNIKE。
NIKEの名前の由来となっている、勝利の女神・ニーケーの翼をモチーフにしたこのデザインは、当初あまり創業者たちには気に入られていなかったようです。

しかし、その後ユーザーの間で「NIKEといえばスウッシュ」というイメージが定着。スウッシュの付いたシューズやキャップをかぶることが、スポーツマンたちにとってひとつのステータスとなりました。そして1995年以降は、なんと企業名である「NIKE」の文字がロゴマークから消え去り、名実ともにNIKEを象徴するシンボルマークとなりました。

Point:思わぬロゴマークが人々を魅了することになるかもしれない?

3.このマークのマグカップだから美味しい?スターバックス

スターバックス
(画像引用元:足成

同じくギリシャ神話をヒントに作られたロゴマークといえば、今や世界中のコーヒーファンを虜にしているスターバックスです。緑・白・黒の色使いと、ギリシャ神話に登場するセイレーンがモチーフとなったロゴマークのついたグッズは、スターバックスファンにとってのステータスアイテムとなっています。

日本国内でもその人気は根強く、コーヒーチェーン店の先駆けになったこともあり、スターバックスのカップを持ち歩くことがかっこいい、という時代もありました。日本の女子高生の間では、一時期スターバックスの紙袋を持つことがステータスとなったことも。紙袋でさえもステータスアイテムになるなんて、ブランディングの強さを感じずにはいられませんね。

そしてNIKEと同じく、2011年にはロゴマークから社名はおろか、「COFFEE」の文字も外れることに。どちらもロゴマークだけで(スターバックスは色使いも合わせて)、企業の看板を背負っている、まさに企業を代表するシンボルマークとして日常生活に溶け込んでいます。
良いロゴマークというのは、シンボルマークだけでも成り立つものだと改めて認識できる事例だと言えます。

Point:良いロゴマークはシンボルマークだけで成り立つ

今回ご紹介した企業以外にも、ロゴマークが人々のステータスになった事例はいくつもあります。
ロゴマークがステータスとして認識されるようになれば、企業の方向性や戦略も大きく変わります。ロゴマークが思いつかない、決めかねているという方は、こうした事例を参考にしてみてはいかがでしょうか。

4.まとめ

ユウ局員 ■良いロゴマークは人々の生活に定着し、シンボルマークだけでブランディングが成立するものである

■ステータスとなったロゴマークを参考にしながら、シンボルマークだけで成り立つロゴマークを作成しよう
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