画像引用元:新潟米「新之助」公式ホームページ ※無断転用禁止
新ブランド米「新之助」誕生までのお話
お米の産地、特に「コシヒカリ」の代表的な産地としてすぐに思いつくのは新潟県ではないでしょうか。中でも「魚沼産コシヒカリ」は日本中で愛されるお米ですね。
そんな新潟県ですが、2017年は県のお米研究の歴史120周年という区切りの年で、コシヒカリに次ぐ優良なお米の誕生が待たれていました。
また県内のお米生産が人気の「コシヒカリ」に傾きすぎたため、自然災害などが発生すると、すべての稲が一斉に被害を受ける可能性が高まっていることから、「コシヒカリ」と並ぶおいしさを備えつつ、収穫時期の違う品種などの開発が急がれていました。
こうして、満を持して誕生したのが、新ブランド米「新之助」です。
新潟県の新ブランド米「新之助」の特徴
お米には収穫時期の早い「早生品種」と次に収穫時期を迎えるコシヒカリなど「中生品種」があります。コシヒカリよりも遅い時期に収穫を迎える「晩生品種」として開発されたのが「新之助」です。
また「新之助」は新潟県のお米研究の歴史120周年を記念したお米としても、新ブランド米として大きな期待を寄せられてデビューしました。
その「新之助」の特徴はまず大きな粒です。ほどよい粘りとふっくらツヤツヤの炊き上がり。さらにまろやかな甘みと深いコク。そして冷めてもその美味しさは変わらず、日本人の大好きなおにぎりにも適しています。
また和食だけではなく、洋食にも中華料理でもうまく調和してくれるという特徴もあります。
そんな「新之助」がデビューする際には、新潟県をあげてのキャンペーンも打たれました。
中でも個性的なフォントを採用したロゴマークは、ひときわ目を引く存在。生産者の「新之助」に寄せる期待の大きさを感じられるロゴマークですね。
新之助のロゴマークの特徴と作成ポイント
「新之助」の名前の由来は「新しい」という言葉と、新潟県から取った「新」という文字を使用し、イメージは誠実でかつ芯の通った現代的な日本男児だそうです。
そんな現代的な名前に加え、120年という新潟県のお米研究の長い歴史の変遷を感じさせるような、独特のラインが特徴的なロゴマークとなっています。
「助」の文字を水引きのイメージで描き、ブランドの印象を強めるようにとロゴタイプの右下にあしらわれた標章。このバランスでぐっと格式が高くなります。
またベースには「めでたさ」と期待を込めた紅白幕をイメージしたカラーで、お祝いやめでたい席、晴れの日にふさわしいお米という意味が込められています。さすがは「コシヒカリ」と並ぶお米として期待されてデビューしたお米と言えますね。
まさにお米の存在感にふさわしいロゴマークといえるでしょう。
参考サイト:新潟米「新之助」公式ホームページ