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2022年に100周年を迎えた企業の周年記念ロゴ5選

会社や事業を続けていくということは、そう簡単なことではなく、だからこそ節目とされる創業・設立からの周年記念は企業や会社、ブランドにとってスペシャルな意味があります。5年や10年といった単位で行うことが多いですが会社にまつわる年や11年などのゾロ目で周年記念を行う企業もあるようです。

2022年に創業から節目の年を迎える「周年記念企業」は全国に13万5425社あります。また、そのうち1065社が100周年記念を迎えます。(2021年12月帝国データバンク調べ)

周年記念企業では、ワークショップや記念イベントの開催、SNSキャンペーン、周年オリジナルのロゴマークの作成、ボールペンやクリアファイル、タオルやピンバッチなど記念グッズの作成・販売、アニバーサリーサイトの作成など様々な取り組みがみられます。周年ロゴの目的やパターンについては「周年記念ロゴを作成する前に押さえておきたい基本」の記事にてご紹介させていただきましたので、今回は「2022年に100周年を迎えた企業の周年記念ロゴ5選」をご紹介致します。自社の記念ロゴの作成やグッズ作成の参考にしてみてはいかがでしょうか?

参照:全国「周年記念企業」調査(2022 年)

※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。

フジパンの100周年記念ロゴマーク

画像引用元:『100周年特設サイト|フジパン

最初にご紹介するのは、フジパンの100周年ロゴマークになります。フジパンのロゴマークは「富士山のように日本一のパンメーカーに」という由来にちなんで、山がモチーフとなっています。既存のロゴに100の文字を組み合わせ周年記念タイプに変更することで、従来のロゴのイメージを踏襲した素敵なロゴマークに仕上がっていますね。コーポレートメッセージの「おかげさまで100周年」の文字がお客様の健康と幸せな食卓に貢献できる企業をめざすフジパンらしさをアピールしています。

東急の100周年記念ロゴマーク

画像引用元:鉄道ホビタス『東急グループ100周年トレイン」、東急線7路線で順次運行開始!

2番めにご紹介するロゴは東急グループのロゴマークです。こちらは数字をメインに新規に作成されたロゴマークです。安全・安心や環境を象徴する緑色の2本の線(レール)と数字の「1」(木々、建物)で東急グループの原点である鉄道・開発などのまちづくりを表し、東急グループのロゴカラーである赤色と、お客さまや豊かさを表す黄色で描いた2つの「0」が重なり合うことで、この先もお客さまを大切に、寄り添いながら、成長を続けていく決意を表現しているそうです。

参考:東急グループ

福島銀行の100周年記念ロゴマーク

画像引用元:『福島銀行

3番目にご紹介するロゴマークは福島銀行です。こちらも数字とともにコーポレートメッセージをそえて新たに作成されたロゴマークです。“100”の数字を福島銀行の コーポレートカラーである赤と黄色で表現。 “100”の下線部は地域と共に将来へ 向け発展、飛躍していく姿を表しているそうです。 福島銀行に関わるすべての皆さまに感謝を込め「おかげさまで 100th」とし、経営 理念である 「福島のために」「お客さまのために」 「そして未来を育むために」を決意として表したロゴマークです。

関東鉄道100周年記念ロゴマーク

画像引用元:関東鉄道

4番目にご紹介するロゴマークは関東鉄道の100周年記念ロゴマークです。こちらのロゴマークは関東鉄道の従来のロゴタイプと関東鉄道が事業を営んできた地域の名所「筑波山」、「霞ケ浦」、「亀城公園(土浦市)」、「水戸芸術館」 及び地域の各地で開催される「花火大会」を表現し、また当社の鉄道・バスをデザインしたものだそうです。100の文字が名所の風景に組み込まれた印象的で温かな印象のロゴマークに仕上がっていますね。

小学館の100周年記念ロゴマーク

 画像引用元:宣伝会議デジタルマガジン ブレーン『小学館 創立100周年ロゴほか、注目のデザインの裏側

最後にご紹介するこちらのロゴマークは88本の応募の中から公正な審査により選ばれたもので、数字をメインに新規に作成されたタイプのロゴマークになります。こちらのロゴマークを制作したのは、東京藝術大学大学院美術研究科1年の武田栞奈さんです。「『00』の部分は本に見立て、100周年であることと、小学館らしさが一目で伝わるロゴマークを目指しました。本の部分は『00』に見えるギリギリのラインを探し、上部を角のない弧状にすることで、0との関係性を高めています。多くの人に愛される小学館のイメージに近づけるため、シンプルで親しみやすいフォルムに仕上げ、めでたい赤色で表現しました」(武田さん)とのことです。シンプルながらも100周年の100と言う文字と本の形を見事に融合させた素晴らしい周年記念ロゴマークですね。

おわりに

いくつかのパターンのロゴをみていただいた通り、記念のロゴは様々な企画やイベントなどあらゆる場面で使用されるため展開力やある程度のシンプルさも必要になってくるのかもしれませんね。ロゴ作成の際にはどういった目的で、どんな場合で使用されるのかを想定しておくことも重要になります。

もうすぐ創業の節目を迎えるという企業様は、ぜひこの機会にロゴ作成をご検討ください。FS

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