画像引用元:SUNTORY公式サイト「カールスバーグのヒストリー」
ロゴマークラボでは、日本国内外から愛されるロゴマークの参考になるポイントを、ピックアップしてご紹介しています。
今回は、世界約150カ国で愛される人気のビール、Carlsberg(カールスバーグ)のロゴを取り上げます。
※本記事では、比較・検討のため著作権に規定された範囲内で画像を引用しております。そのため、引用画像の権利は著作者に帰属しています。
ブランドの歴史とロゴマーク
Carlsbergは、1847年にJ.C.ヤコブセンによって設立されました。名前の由来は、彼の息子である「カール」と、醸造所の場所であるバルビール(デンマーク語でバーグ)から。
1986年には、日本へ上陸したCarlsberg。爽やかで飲みやすい味が世界中で人気を集めています。
サッカーと縁が深く、「リヴァプール」とのパートナーシップ契約や「EURO」の公式スポンサーとしても知られており、サッカーファンからも広く愛されています。
Carlsbergのロゴマーク
ロゴマークはトルヴァルド・ビンデスボール氏によってデザインされました。さらに、1904年にデンマーク王室御用達ビールになり、王冠のマークの使用が許可され、現在まで長く使用されています。
ロゴ作成の際に参考にしたいポイント
Carlsbergのロゴマークを見てみると、印象的な動きのあるロゴタイプや赤色の王冠マークに目が行きます。しかし今回注目したいのは、「r」の上に配置してあるビールに使用されるホップの葉です。
極限まで単純化され、アイコンの様になっています。この形だけでもCarlsbergを思い浮かべることができるほど印象に残る形ですよね。
画像引用元:SUNTORY公式サイト「カールスバーグのこだわり」
実際に、CarlsbergのWEBサイトでは年表のリストマークや原材料画像のトリミングにまでこのホップの形が使用されています。ロゴマークの中に、このような単純化した形を忍ばせておくと、色々な場面で利活用できることもポイントです。
ロゴマークをデザインするときには、複雑な要素の引き算が基本です。しかし、Carlsbergのような手法を用いることで、オリジナリティを出すことができます。文字ロゴとシンボルを組み合わせる際には、チグハグにならないようにバランスを調整しましょう。
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