(画像引用元:イオン津南ショッピングセンターサンバレー)
さまざまな企業・商品のロゴマークの由来やこだわりなどを紹介する「独断!粋なロゴマーク」。
今回は、ドーナツのフランチャイズ店舗としてお馴染みの「ミスタードーナツ」のロゴマークを取り上げます!
1.ミスタードーナツの歴史とロゴマークの由来
米国・ボストンで生まれたミスタードーナツ。創設者はハリー・ウィノカーという人物で、競合でもあるダンキンドーナツの創始者・ウイリアム(ビル)・ローゼンバーグの親族でもあります。
ミスタードーナツのロゴマークは、このハリー・ウィノカー氏がモチーフとなっています。
(画像引用元:イオン津南ショッピングセンターサンバレー)
蝶ネクタイにヒゲスタイルというのが印象的ですが、実際のハリー・ウィノカー氏はこんな方だったそうです。なんとなく似ているような気もしますね。
(画像引用元:外食.biz)
2015年現在、すでにミスタードーナツ米国本部はダンキンドーナツに買収されており、2015年現在は、ライセンスを持つダスキンが日本を中心に、台湾や韓国などでミスタードーナツを展開しているという状況ですが、そのロゴマークは現在も日本のミスタードーナツにしっかりと受け継がれています。
ちなみに本部が買収された米国でも、実はある場所でミスタードーナツのロゴマークを見ることができます。それが、イリノイ州にある米国最後のミスタードーナツのお店。
実は本部が買収された後も、さまざまな事情により数店舗のミスタードーナツは、ダンキンドーナツに名前を変えることなく、そのまま運営していたそうです。ほとんどの店舗は閉店に追い込まれましたが、イリノイ州にあるミスタードーナツだけは、現在も営業を続けているそうです(2014年6月時点)。
(画像引用元:アメリカの真ん中のちょっと東から)
ちなみにメニューなどは日本と全く異なるようですので、気になる方は一度チェックしてみては。
ロゴマークからは、現在は感じることのできない、会社の歴史を感じることもできます。ロゴマーク作成の際、会社の現状をうまく象徴したデザインや、今だからこその想いを象徴するデザインを採用すれば、もしかすると後世の人々からロゴマークの由来について注目されるかもしれませんよ。