ロゴマークラボ | ロゴを制作する上で知っておくと役立つ情報を発信!

週刊!ロゴマークニュース リニューアル編 〜2021年7月1週目〜

週刊!ロゴマークニュース2021年7月1週目リニューアル編

素晴らしいロゴマークを作成するヒントは、他社事例に隠れていることも少なくありません。ロゴマークラボでこれからロゴマークを作成しようと思っている方、また刷新をお考えの方に、旬なロゴマークニュースを1週間ずつお届けします。

今回は2021年7月1週目(6月27日〜7月3日)に配信されたロゴマーク情報の中から、デザイン刷新に関するニュースをピックアップしてご紹介します!

今週のロゴマーク刷新情報

今週は世界的企業やみなさんもよくご存知の日本企業、また開館25周年に伴う変更など、さまざまなロゴリニューアル情報が飛び込んできました。

20年ぶりに変更!わかさ生活企業ロゴマーク

サプリメント販売などで知られ、2021年で創業23年目を迎えるわかさ生活。2021年7月1日を境に、これまで20年にわたり使用してきたロゴマークを一新することが発表されました。

わかさ生活新ロゴマーク画像引用元:PR TIMES

新しいロゴマークはCMでおなじみのキャラクター「ブルブルくん」のイラストが入ったもの。真っ直ぐに前を見据える瞳は、明るく健康な未来、そして会社の姿勢を表しているそうです。

また、これまで掲げてきた「次代への健康物語」というショルダーコピーも変更。「あなたから始まる次代への健康物語」は、創業当時からのわかさ生活の企業メッセージです。

刷新されたロゴマークからは、今後の企業の姿勢、そして健康にこだわり、消費者を笑顔にしようとする強い思いが感じられます。

組み合わせの一つとしてロゴマークにキャラクターを組み込んでいる企業や、結果的にロゴマークにデザインされたモチーフがマスコットキャラクターになることは少なくありません。しかし、ロゴマークとして取り入れているところはそれほど多くないように感じます。

すでに世の中に周知されているキャラクターを取り込むことで、ロゴマークから会社の事業内容や商品名が連想しやすくなります。商品と事業のことはあまり知られていないものの、すでによく知られているキャラクターを会社や企業持っている企業・団体は、こうした事例も取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考情報:ブルーベリーアイでおなじみのわかさ生活の企業ロゴを20年ぶりに一新いたしました!(PR TIMES)

15年ぶりにle coq sportifのロゴがリニューアル!

“雄鶏”のロゴで知られる世界的スポーツ総合ブランド「ルコックスポルティフ(le coq sportif)」。2021年に生誕140年を迎えるにあたり、7月1日からロゴマークを刷新することを発表しました。ルコックスポルティフ(le coq sportif)の新しいロゴマーク

画像引用元:PR TIMES

大きなポイントは、創業者家族の絆を表した三角形が消えていること、そして雄鶏の向きが変わっていることです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000035942.htmlルコックスポルティフ(le coq sportif)のロゴマークの歴史

画像引用元:PR TIMES

実はルコックスポルティフのロゴマークは、もともと右側を向いていました。これはルコックスポルティフ生誕の地であるフランスの国鳥である雄鶏が、朝日に向かって歌う様子を表しています。

その後、1975年には左側を向くようになりましたが、今回の刷新で再び右に向きを変えています。その理由については明らかになっていませんが、原点回帰の意味も含んでいるのかもしれません。

ルコックスポルティフではロゴリニューアルに伴い、イラストレーターのJUN OSONさんとコラボ。SNSキャンペーンの発表とアニメーションムービーを公開しました。

この動画では「GO!」と叫びながら右側を指差し、スポーツマンたちを鼓舞する雄鶏の姿が描かれています。右側に向きを変えたのは、こうした意味も含んでいるのかもしれません。

参考情報:2022年に生誕140年を迎える“フランスで最も古い歴史を持つスポーツ総合ブランド”『le coq sportif』、7月1日より新ブランドロゴに変更!(PR TIMES)

ロゴタイプのみを変更したみやこメッセ

最後は2021年7月1日で開館25周年を迎える京都市勧業館みやこめっせのロゴリニューアルのニュースです。ここまでロゴマーク変更のニュースが続きましたが、みやこメッセはロゴタイプのみをリニューアルしました。

京都市勧業館みやこメッセ新ロゴマーク

画像引用元:PR TIMES

実はこのロゴマーク、開館当初に一般公募によって決まったもの。ロゴマークについては、今後も引き続き大切にしていくと発表されています。

リニューアル後のロゴタイプは、開館当初よりも役割が多様化したみやこメッセに、今後より多くの人が集まるようにと、親しみやすいフォントが採用されています。あえてアンバランスなデザインにすることで、心地よい違和感を演出しているといいます。

デザインは京都市に本社を置くサノワタルデザイン事務所です。

アンバランスにすることで、親しみやすさを演出するというのは面白い発想ですね。またロゴマークではなくロゴタイプだけを変更するというのも、珍しいのではないでしょうか。

すでに多くの人に認知されているロゴマークをリニューアルするのは勇気がいるものです。場合によっては良くない結果をもたらす可能性もあるでしょう。そうした中で、ロゴタイプだけを刷新することで、これまでのイメージを帰るというのも、良い方法ではないでしょうか。

参考情報:京都市勧業館みやこめっせは開館25周年を迎え、ロゴタイプをリニューアル(PR TIMES)

 

今回は2021年7月1週目に発表された、ロゴマーク刷新に関するニュースをご紹介しました。その他にも7月1週目は、ロゴマークに関する面白いニュースがいくつか飛び込んできています。こちらは別の記事でご紹介しますので、是非チェックしてみてくださいね。

週刊!ロゴマークニュース 〜2021年7月1週目〜

 

 

ページTOPへ戻る