1.これだけは知っておきたい!ロゴマークを構成するもの
ロゴマークは、実は和製英語であり、海外では通じません。日本では一般的にロゴマークという言葉が使われていますが、文字はロゴマークに含まれるのか、ロゴマークとは何を指すのかがわかりにくいこともあります。ここではロゴマークを作成するにあたって、制作会社やデザイナーさんとのコミュニケーションの際に、最低限知っておいた方が良い用語を筆者の視点で解説します。
<ロゴマークを構成するもの>
ロゴマークはご覧の通り、シンボルマークとロゴタイプによって構成されます。シンボルマークやロゴタイプという言葉は、ひょっとして馴染みが無いかもしれませんが、制作会社やデザイナーによっては会話の中で使用してくることもあります。
また、自分の要望を伝える際にも「シンボルマークの色をもう少し明るいブルーにしてもらえますか」とか「ロゴタイプのフォントの大きさをもう少し大きくしてください」など、意思をスムーズに伝えることができると思います。
理想のロゴマークを作成するために、言葉を使い分けてみましょう。
Point:ロゴマーク、シンボルマーク、ロゴタイプという言葉を使い分けよう
2.ロゴマーク
ロゴマークとは、メインとなるシンボルデザインと、文字部分のロゴタイプをまとめた総称のことです。
ロゴマークを作成する際は、どこまで費用に含まれているのか、文字部分(ロゴタイプ)のフォントも費用に含まれているのか、などを事前に確認した上で依頼するようにしましょう。
Point:ロゴマークはシンボルマークと文字部分のロゴタイプをまとめた総称のこと
3.シンボルマーク
シンボルマークとは、文字通りシンボルとなるメインのマークのことです。一般的には、この部分を指してロゴマークと呼ぶことも多いです。
多くのロゴマークを見てきましたが、シンボルマークを考える際に大事なポイントは3つあると考えます。
- 想いやストーリーが込められているか
やはりこれが一番大事でしょう。単なるデザインではなく、想いやストーリーが込められているからこそ、ずっと愛着を持ち続けられます。 - 事業や商品のイメージにあっているか
事業や商品のイメージにあってなければ、正しいメッセージが伝わらないだけでなく、見る人を混乱させます。クール、シャープ、シンプル、暖かい、リラックスなど、事業や商品のイメージとあったシンボルマークを作成しましょう。 - 見やすく、分かりやすく、伝わりやすいか
そのシンボルマークを見る人がどう感じるか、何を感じるかを想像して作成しましょう。「あっこのマークは!」と思って頂けるよう見やすく、分かりやすく、伝わりやすいデザインだといいですね。
シンボルマークはロゴマークの主役でもあり、もっとも制作会社やデザイナーによって力量が出るところでもあります。上記の点に注意して、想いやイメージを汲み取ってデザインしてくれるか、注意して制作会社を選びましょう。
Point:シンボルマークはロゴマークの主役、想いやストーリーが凝縮されたもの
4.ロゴタイプ
ロゴタイプとは、シンボルマークの下、もしくは右横にあることが多い文字列のことを指します。
フォントと呼ばれる文字デザインには多くの種類があり、知らないと選ぶことがなかなか大変です。他のロゴマークや雑誌などから好みのフォントをイメージしてデザイナーさんに伝えましょう。
指定をしない場合は、制作会社・デザイナーさんが、ロゴマークにあったフォントを選ぶことが多いようです。
Point:ロゴタイプはロゴマークの文字の部分。フォント選びが大事。
5.まとめ
■ロゴマークは「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」から構成されている
■シンボルマークはロゴマークのメインになるもの。企業・商品の想いや見るものへの伝わりやすさを考えて作ることが大切
■ロゴタイプはフォント選びが大切