1.はじめに
ロゴマークを初めて依頼する場合は、わからないことも多く、手配がゴテゴテに回ってしまったり、デザイナーから指摘を受けて、初めて準備しておくべきだったものに気づくこともあるでしょう。
そんな中でも必ずチェックしておきたいのが、ロゴマーク作成を依頼した場合の納品物の詳細です。
実はロゴマーク作成を依頼した場合、何が納品されるかは、依頼先のデザイナーやデザイン制作会社次第。あらかじめ納品物やそのデータ形式を確認しておかないと、あとで「アレも必要だったな…」なんて後悔することになりかねません。
そこで今回は、ロゴマークを依頼すると、何が納品されるのかについて調査してみました。
Point:ロゴマーク作成を依頼したら、何が納品されるのかはデザイナー次第。事前に内容を確認しておこう
2.ロゴマーク作成を依頼した場合の一般的な納品物
ロゴマーク作成を依頼した際の納品物については、あらかじめ依頼先から事前に説明がある場合と、見積書に記載されているだけの場合があります。
「書いてないものについては、後で頼めばなんとかなるだろう」なんて思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、デザイナーにとってデータ形式の変更は意外と面倒な作業の一つ。はじめに決めておいたデータ形式以外のものを見積もり後に依頼した場合や、リサイズを依頼した場合などは、追加で費用がかかることもあります。まずは事前に何が納品されるのか、しっかり確認しておきましょう。
Point:事前に納品物の説明がない場合は、見積書を確認したり、直接デザイナーに確認しておこう
納品物を確認したいけど、一般的にはどんなものが納品されるのか分からない…そんな方のために、ここでは姉妹サイト「ロゴマーケット」にご依頼を頂いた場合の、納品物についてご紹介します。
《ロゴマーケットで納品されるもの》
- Ai(ベクターデータ)
- JPEG
- その他
上記はいずれも、一般的にロゴマークを依頼した場合に納品されることの多いデータ形式です。Aiデータは印刷用としても、WEB用としても使える、いわばロゴマークの大元のデータです。ただ、Adobe Illustrator以外のグラフィックソフトでは使用することはおろか、中のデータを確認することもできません。また、Illustratorのバージョンによっても表示がずれるおそれがあります。
そんな時のために用意されているのが、PDFです。PDFには、完成したロゴマークのデザインが入っていますので、Adobe Illustratorをお持ちでない方は、こちらで内容を確認しましょう。ちなみにAiデータについては、「初心者でも分かるAi・EPS」にも詳しく記載していますので、こちらも合わせてご覧ください。
PDFデータは、Adobe Illustratorがない状態でロゴマークを確認するということ以外にも、重要な意味を持つデータです。というのも、ここにはロゴマークのコンセプトや使用時の注意事項、実際にどう使用するかなど、詳しい説明が掲載されています。
こうしたデータのことを、ロゴガイドラインといいます。
ロゴガイドラインは、ロゴの縦横比やカラーコードの指定など、ロゴマークを使用する際の注意事項が記載されているものです。このガイドライン通りに使用すれば、ロゴマークの持つ意味や良さを損なわずに使用することができますので、しっかり確認しておきましょう。
ただし、ロゴガイドラインは、納品される場合とされない場合があります。オーダーメイドの場合や、ロゴマーケットのようなサイトから購入した場合は、基本的にはついてくるものですが、価格の安いものや、コンペ形式の場合は、価格が安い代わりに、ロゴガイドラインがついてこないこともあるようです。
せっかく作ったロゴマークの良さを最大限に引き出すためにも、ロゴガイドラインは必要なもの。できればもらっておいたほうがよいでしょう。
Point:ロゴガイドラインはできるだけもらっておこう
その他、オーダーメイドで高額なロゴマークの場合は、プレゼン用資料を納品してくれる場合もあります。また、依頼に応じてEPSデータやPNGデータなど、異なるデータ形式を納品してくれることもあります。
逆に、AiデータとPDFデータだけを納品されることもありますので、必要なデータや納品物がある場合は、打ち合わせの段階から話をしておきましょう。どんなデータ形式が必要なのかわからない場合は、何に使いたいのかを相談するとよいでしょう。
Point:どんなデータを貰えばいいかわからない時は、正直にデザイナーに相談しよう
3.まとめ
■ロゴマークを依頼した場合、事前に説明がない場合もあるので、何が納品されるのかを事前に確認しておこう ■一般的にAi(ベクターデータ)・PDF・JPEGなどのデータが納品される ■できればロゴガイドラインはもらっておこう ■どんなデータを貰えばいいかわからない時は、正直にデザイナーに相談しよう |