キャラクターの作り方・買い方
キャラクターを作成するための4つの方法
キャラクターを作るためはさまざまな方法があります。インターネット上で少し調べただけでもたくさんの情報がでてくるため、何を参考にすればいいかわからなくなってしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回はキャラクター作り初心者の方向けに、作成のポイントをまとめてみました。オリジナルキャラクターを作りたい方必見です!
■芸術の第一歩は模倣から始まる
「オリジナリティーあふれるキャラクターを作ろう」と意気込んで白い紙に向かっても、なかなか浮かばなくてストップしてしまうのではないでしょうか。
もしくは、思いついたキャラクターを描いてみたら、どこかで見たキャラクターにそっくり、なんてこともありますよね。
芸術の第一歩は模倣から始まります。
「賢人は歴史に学ぶ」という言葉もありますよね。他のキャラクターをそっくりそのまま使うことは認められませんが、参考にしてオリジナルキャラクターを作るのは悪いことではありません。
まずはイメージに近いキャラクターを集めてみましょう。そして、魅力的な点を考えてみませんか。キャラクターに求めるポイントを知ることができます。
■キャラクターの個性をしっかりと決める
キャラクターの魅力を発揮するためには、個性をしっかりと決めることが大切です。
ポイントは以下の4つです。
・役割
・バックグラウンド
・性別/年齢
・性格
1つ大きな柱を作ってから、細かい部分を詰めましょう。
例えば、「『熱血漢』だから、何事にも全力で取り組む真面目な性格」というように、一貫性を持って決めていくことができます。
▼「ギャップ」は魅力になる
「熱血漢で全力で取り組むけれども、たまに弱気になる」というような、意外な一面がギャップです。ギャップはキャラクターの魅力になります。
とはいえギャップを盛り込みすぎると、軸となる設定がブレてしまうことも。多用せずに、アクセントとして取り入れましょう。
▼バックグラウンドの作りこみを忘れずに
バックグラウンドのエピソードは、キャラの言動に説得力を持たせる大切なものです。
家族構成や経歴に学歴、今までどんな人生を歩んできたか。そして、どんな目的や夢を持っているのかなど、細かく作りこみをしましょう。
■ビジュアルイメージを大切にする
キャラクターの違いは、内面よりもビジュアルイメージのほうが分かりやすいですよね。
オリジナリティを重視したビジュアルイメージを作るためには「モチーフ」にこだわりましょう。
▼モチーフの選び方
キャラクターはモチーフや製品やサービスに関するアイテムなどの、イメージカラーに合ったものにしましょう。
ここで注意したいのが、具体的なモチーフを作ることです。
抽象的なモチーフは、ターゲットを広くとることができますが愛されにく傾向があります。
一方具体的なモチーフは、ターゲットが狭くなってしまいますが愛されやすいのです。
さらに、より一般的なモチーフのほうが、幅広い層に効果が期待できます。
・モチーフのバックグラウンドにも注目する
モチーフを用いる場合には、バックグラウンドにも注目しましょう。
ここにエピソードや歴史があるモチーフを使用することで、キャラクターにも同じイメージを投影することができます。
■ファンとの距離を縮めるために
せっかく魅力的なオリジナルキャラクターを作っても、運用に失敗してしまうケースは珍しくありません。
ファンとの距離を縮めるためには「共感」と「同調」が大切です。キャラクターの感情や行動に共感したり、共通点を見出したりすることで、グンと距離が縮まります。そのためキャラクターを作る際には、戦略をしっかりと考えておくことも大切です。
▼定期的にアプローチをする
ファンとの距離を縮めるためには、段階を踏んで定期的にアプローチをすることが大切です。
「何となく気になる」と思っても、定期的な接触がないと忘れられてしまいますよね。「いないと困る存在」になれるように、アプローチをし続けましょう。
その際、どんな手法でどうやって、どのくらいの頻度でアプローチを行うか考えてみましょう。キャラクターの用途や展開が変わってきます。
・自己開示をする
ファンに興味を持ってもらうためは、積極的に自己開示することも大切です。
キャラクターの性格やストーリーを共有し、自分のことを知ってもらう努力を怠らないように心がけてください。
▼より関係性を深めるためには
そして、関係性を深めるためには「秘密を共有」するのがオススメです。
キャラクターの出生秘話など、どんな小さな秘密でも構いません。「自分だけが知っている特別なこと」があることで、相手を特別な人と認識します。
バックグラウンドの作りこみをしっかりとしておくことで、ファンとの関係性をより深めやすくなるのです。
■おわりに
オリジナルキャラクターを作るために知っておきたい、「基本のポイント」をご紹介しました。
本コラムには他にも、「愛されるキャラクターを作るために知っておきたい5つのこと」という記事もあります。キャラクター作りにお悩みの方は、そちらも併せてご一読ください。