キャラクターの活用方法
参考にしたい!多彩な活躍している企業VTuber
伝えたいことは文章よりも動画のほうが分かりやすく、伝わりやすい場合が多いものです。
そこでチェックしてきたいのが、企業のバーチャルキャラクター(VTuber)です。
今回は「オリジナルキャラクターをYouTubeに起用したい」とお考えの方のために、活躍中の企業のバーチャルキャラクター(VTuber)をご紹介します。キャラクター展開の参考になさってください。
企業VTuberについての詳細は「注目を集めるキャラクター活用法!「企業VTuber」とは!?」を御覧ください。
■社員VTuber
通常、企業VTuberの声は声優が担当するケースが多いです。社員が「中の人」として活躍することで、コンセプトやブランディング戦略を踏まえた適切な広報活動を行うことができます。
ここではVTuberの中でも珍しい、社員VTuberをご紹介します。
▼ロート製薬「根羽清ココロ(ねばせいこころ)」
大学時代からVTuberとして活動をしていた根羽清ココロ。ロート製薬に入社後も活動を続けていたところ、公式VTuberへのお声がけがあり、2018年6月10日(ロートの日)に、正式に企業VTuberとしてデビューしました。
ロート製薬はもともと副業を認めており、ロート製薬にあまりなじみがない方にもアプローチするために起用を決めたとか。
オリジナルキャラクターありきではなく、入社前から活動していたVTuberを公式に起用した珍しい例です。
▼REALITY公式VTuber「いそら真実(まなみ)」
バーチャルライブ配信を行うコミュニティアプリ「REALITY」の公式VTuber「いそら真実(愛称:いそまな)」も、社員VTuberのひとり。VTuberとしての活動だけではなく、Twitter(@_Isoramanami)での情報配信など、広報業務を担当しています。
■企業公式VTuber
続いて企業が運用を行っている公式VTuberをご紹介します。
▼お天気系VTuber!ウェザーロイド 「Airi」
ウェザーニュースに所属しているアンドロイドVTuber。2014年に「SOLiVEナイト」のメインMCとしてデビューした古参キャラのひとりで、愛称は「ポン子」です。ウェザーロイド Airi(@TypeA_Airi)のアカウントでTwitterでも活動しています。
また、チャットボットサービス「ウェザーロイド Airi(アイリ)」など、多彩な展開を行っているのも特徴のひとつ。天気だけではなく週末占いなどの配信もしています。
ポン子は、お天気キャスターでありながら、キャスター同士のクロストークや、他のキャラクターとのコラボを生放送したり、「歌ってみた」に参加したりとVTuberらしい活動にも力を入れています。丁寧にファンとのコミュニケーションを取りながら、地道な活動を続けているキャラクターです。
また、バーチャルキャラクターがキャラを交えながら紹介することで、リアルさが緩和され、角が立たずに話すことができるのもメリットのひとつ。
天気という専門的なコンテンツでも、動画とキャラクターを起用することよって分かりやすく伝わるようになります。
▼SUNTORYのVTuber「燦鳥ノム」
2018年8月にデビューした公式VTuberです。SUNTORYは、既に自社のサイトやYouTubeチャンネル、各種SNSなど、多彩なメディア展開を行っていました。
VTuberは顧客との新しいコミュニケーションの一環として開発。企業色を感じられない、YouTubeらしい動画を数多く発表しています。
動画は、美しいMVと歌声が印象的な「歌ってみた」や、「ゲーム実況」などが中心です。企業広告やアピールではなく、企業色のないVTuberとしての活動に力を入れるのは、直接的な認知度や知名度のアップや購入には繋がりづらいと言えます。
しかし、企業色や広告を排除し新しいコンテンツに挑戦することで、従来とは違う新しいファン層にリーチしアプローチすることができます。
こうした緩い関係を築くことで、ファンとの接点を増やすのもまた、キャラクターの大切な役割のひとつといえるでしょう。
▼茨城県の公認Vtuber「茨ひより」
茨ひよりはインターネット動画サイト「いばキラTV」のアナウンサーで、茨城県バーチャル広報課Vtuberチームに所属しています。2018年8月にデビューしました。
いばキラTVは、茨ひより以外にも多彩な動画が紹介されており、茨城の情報配信を積極的に行っています。茨ひよりの動画には、茨城の魅力をアピールするための、食や名所に触れたものが多くあります。
動画の配信だけではなく生放送も行っており、Twitterアカウントを利用した質問箱サービス「マシュマロ」に寄せられた質問への回答動画なども。
一方的な情報配信だけではなく、ファンとのコミュニケーションも大切にしています。
■おわりに
多彩な活躍している企業VTuberを動画付きでご紹介しました。いずれのキャラクターも、立ち位置やコンセプト、ブランディングをしっかりと考えており、競合のキャラクターに隠れてしまわない個性があります。成功したキャラクターを参考にして、自社のキャラクター育成に役立ててください。