知っておきたいキャラクター予備情報
マスコットとは?キャラクターとは違うの?
マスコットとキャラクターの違いをご存知ですか?
今回は、オリジナルキャラクターを作成するなら押さえておきたい、「マスコット」のポイントやメリット・デメリットをご紹介します。
企業の顔となるオリジナルキャラクターの作成をお考えの方必見です!
■マスコットとキャラクターの違いとは
マスコットは、組織やプロジェクトのシンボルとして活用されます。「開運」の意味があり、人物や動物、そしてキャラクターがマスコットを務めることも。シンボル的な地位を担う中心的なキャラクターが「マスコットキャラクター」と呼ばれるのです。
例えばハローキティのケースで考えると、キティちゃんはマスコットで、双子の妹であるミミィちゃんは単なるキャラクターという立ち位置となります。
▼マスコットの特徴
先ほど触れたように、マスコットはシンボリックな存在で、オリジナリティ溢れるマスコットが多く活躍しています。競合他社の製品やサービス、そしてキャラクターとイメージが被らないように、制作前に競合他社のマスコットを調査しておきましょう。
・オリジナリティを出すために
オリジナリティを出すためには、コンセプトを明確にし設定をしっかりと作り込むことが大切です。設定を作り込んでおくことで、言動に統一感を持たせることができ、物語に深みが増します。
▼ゆるキャラとは違うの?
ゆるキャラはマスコットの中でも、独特の「ゆるさ」を持つキャラクターのことを指します。以前はデザインがゆるくて可愛らしいキャラクターや、言動がユニークなキャラクターのことを指す言葉でした。
しかし、ゆるキャラブームがあり、着ぐるみ化されたキャラクターのことを総じて「ゆるキャラ」としているケースが多いです。
■マスコットキャラクターのメリットとデメリット
マスコットキャラクターを作成すると、どんな効果があるのでしょうか。
▼マスコットキャラクターのメリット
マスコットのメリットは、キャラクターのメリットと似ています。
・製品やサービスの認知度や知名度アップが期待できる
マスコットキャラクターのメリットは、自社の製品やサービスの認知度をあげることができる点です。認知度や知名度があがれば、キャラクターを見ただけで製品やサービスを連想してもらえるようになります。
ただし、単にキャラクターを量産して、さまざまなキャラクターを製品やサービスに用いるだけでは難しいでしょう。マスコットキャラクターを定めて展開を行い、マスコットを育てていくことが大切です。
・自社のマスコットなら制約を受けない
オリジナルキャラクターをマスコットとして活用すれば、表現や用途に制約を受けることがありません。使用期限も決まっていないので、長く活動してファンを増やしていくことができます。
ただし、ブランディング戦略をしっかりと練り、運用の方向性を決めておくことが大切です。行き当たりばったりで運用をしていると、マスコットのイメージが悪くなってしまったり、なかなか認知度があがらないこともあるので注意が必要です。
・他社との差別化をはかれる
オリジナルキャラクターをマスコットにすることで、他社との差別化を図ることができます。製品やサービスの違いをアピールしたり、ブランドイメージを高めるのにも効果的です。色遣いやモチーフだけではなく、言動にも気を配ってオリジナリティを出しましょう。
▼マスコットキャラクターのデメリット
一方で、マスコットには、デメリットもあります。
・マスコットのイメージに左右される
マスコットに企業やサービスのイメージを重ねる方が多くなると、企業イメージが左右されることになります。画一したイメージを与えるため、コンセプトに沿ってデザインを考えましょう。
また、マスコットは企業や製品そしてサービスの顔です。言動や展開にも気を配るのも大切なポイントです。
・簡単に変更することができない
一度マスコットにしてしまうと、イメージが定着してしまうので簡単に変更するのが難しくなります。
例えば、不二家のイメージキャラクターであるペコちゃんが、いきなり変わってしまったとしたら…。長年親しんできたからこそ、寂しさを感じると共に残念に思う方も多いのではないでしょうか。
また、コロコロとマスコットが変わると、認知度や知名度もなかなかあがりません。一度決めてしまうと、簡単に変更することができないのはデメリットのひとつと言えます。
■おわりに
マスコットは、企業や製品そしてサービスのシンボリックな存在です。企業の顔となるので、オリジナリティを大切にするだけではなく、ブランディング戦略をしっかりとたてて運用を行う必要があります。