知っておきたいキャラクター予備情報
マーケティングを成功させたいなら、「カスタマーライフサイクル」に注目!
消費者の行動が細分化していく中で、従来のマーケティングではなかなか効果があがらないケースが増えてきました。
そこで今回は、カスタマーライフサイクルステージについてご紹介します。
顧客との関係を自社で区分し、管理することで、各顧客に対して適切なコンテンツを提供することができます。キャラクターマーケティングに取り組む前に、ぜひカスタマーライフサイクルステージを作成してみてください。
■カスタマーライフサイクルステージとは
カスタマーライフサイクルステージは、自社で行う顧客の分類です。提供者側の目線で段階別に区分けを行うことで、適切なタイミングで適切なアプローチを行うことができます。
現代の消費者は、リアルだけではなくデジタルを通して、多彩なチャネルで商品・サービスとの接点を持ちます。
しかし消費者行動が変化するに従い、従来型のマーケティングが通用しづらくなっています。カスタマーライフサイクルの各ステージに合わせて、パーソナライズドした適切な情報を提供することで、コンバージョンの向上が期待できます。
▼顧客の種類に応じた施策を打てる
顧客は、大きく分けて以下の5つに分類できます。
1)商品やサービスを認知していない
2)見込み客や潜在顧客
3)一度購入したことがある顧客
4)定期的に購入している顧客
5)以前は定期的に購入をしていたか、非購買層になった離脱顧客
このように多彩なステージにいる顧客に、一律に同じ情報提供を行っても良い反応がないケースは少なくありません。カスタマーライフサイクルを理解し、それを踏まえてステージに適した頻度で、適した情報提供や接触を行うことができます。
▼可視化のメリットは組織内にもアリ
組織が大きくなると、セールスだけではなく、マーケティングやWebなど、沢山の部署への分業が進んでいきます。
しかしカスタマーライフサイクルは、顧客のアクションや置かれている状態がベースなので、組織側の事情に左右されることがありません。カスタマーライフサイクルを可視化することで、組織や所属を超えて顧客にフォーカスすることができます。
また、他組の所属とコミュニケーションを取るうえで、共通認識を持って取り組むことができるのも嬉しいポイントです。
▼顧客との関係性の構築を考えるうえでの注意
顧客との関係性で注意したいのが、「先方の担当者とのやり取りだけに気を配るのではない」点です。提供した商品やサービスが、顧客の課題を継続的に解決できているか、競合や代替手段と比べても合理的かといった、独自の価値提供をできているかチェックしましょう。
優位性を保つためには、「価値提供」が必要不可欠です。顧客との関係性が悪化しないように、ライフサイクルに沿った対応を行うよう心掛けてください。
■カスタマーライフサイクルステージの区分け
カスタマーライフサイクルステージの区分けは、ジャンルや取り扱う商品・サービスによっても異なります。一般的なケースをご紹介します。
▼訪問者
Webサイトへの訪問などを行い、メールマガジンなどに登録をすることで、より多くの情報を受け取ることに同意したステージ。この段階では、定期的に訪問してもらう接点を持つことがゴールです。
▼見込み客
見込み客へは、製品やサービスの情報提供を行います。事例やお客様の声は購入や利用を後押しする大切なポイントです。
場合によっては営業がフォローに入り、疑問や不安に応えましょう。この段階で顧客が抱える課題を正確に理解できると、確度の高い商談を行うことができます。
▼商談・契約
問い合わせに応じて商談を行い、営業が見積書の提出やプレゼンを実施します。
▼顧客
1つ以上の完結した取引があるステージです。
リピートに繋がるように緩い関係性を維持し、定期的にアプローチを行います。リピート割引の様なインセンティブを与えるのも効果的です。
▼リピート
継続発注を取るために、質問に対応します。特に大切にしたいのが、商品やサービスへのフィードバックです。
また、数量や品目を増加できるよう、他の自社商品やサービスに関しても情報提供を行います。
▼離脱顧客
大きな理由がなく離脱してしまった場合には、情報提供などによって、再度集客につながることが多くあります。問題があって離脱してしまった場合には、カスタマーサポートへの問い合わせや意見がなく去ってしまうケースも珍しくありません。
そのため、問題が何だったのか確認し、それを解決することが大切です。
■おわりに
マーケティングでは他にも、「カスタマージャーニーマップ」という顧客体験を可視化するものがあります。カスタマージャーニーマップとカスタマーライフサイクルステージをあわせることで、俯瞰して適切な施策を行うことができるようになります。
下記の記事でご紹介していますので、興味をお持ちの方はこちらもあわせてご一読ください。