知っておきたい！キャラクタービジネスのHowto

せっかくオリジナルキャラクターを作るのであれば、キャラクタービジネスも視野に入れておきたいものですよね。

そこで、キャラクタービジネスの特徴やメリット・デメリットを紹介します。企業のオリジナルキャラクターの収益化をお考えの方必見です！

■オリジナルキャラクターを使ったキャラクタービジネス

オリジナルキャラクターを収益化するために、まずは以下の内容を理解しておきましょう。

▼キャラクタービジネスとは

キャラクタービジネスとは、オリジナルのキャラクターを使って利益をあげるビジネスモデルです。

大きく分けて2つの市場があります。ひとつはグッズ等の商品を販売する「商品化権」、そして映画やアニメ、ゲームなどに使用される際の「ライセンス（版権）」です。

▼商品化権

キャラクターはグッズ販売することで利益が得られます。そのためには商品化することが必要です。

そのために必要なのが商品化権です。商品化のためには著作権を持つ者と使用者の間で契約を交わし、許諾範囲やその際のロイヤリティなどを決定します。商品化権に関する法律は、著作権法や商標法などさまざまなものがあるので専門家に入ってもらうのが良いでしょう。

グッズを制作することで、キャラクターを身近に感じてもらうことができます。

また、グッズをユーザーに身に着けてもらったり、持ち歩いてもらったりすることで、認知度をあげる効果も期待できます。

ただし、商品開発に時間や工数が掛かるだけではなく、製作費が掛かります。在庫を抱えたくない場合には、受注生産限定にするのがおすすめです。

▼ライセンス（版権）

他の企業やサービスにキャラクターの貸し出しを行うことで、版権料を得ることができます。製造コストが掛からず、利益を上げられるのは嬉しいポイントです。

しかし、キャラクターのイメージを守るためにも、ブランディング戦略に沿った運用を行うことが大切です。

■収益化のためのフローとは？

どんなに魅力的なキャラクターであったとしても、認知度が低くては収益につながりません。ブランディング戦略をしっかりとたて、1人でも多くの人にキャラクターの魅力が届くようにしましょう。

知名度や認知度をあげるためには、インターネットを活用するのがおすすめです。低コストで情報配信を行うことができます。

また、リアルでの触れ合いも大切なポイントです。ユーザーとのコミュニケーションを積極的に取りましょう。コツコツと活動を継続していくことで徐々に認知度があがっていきます。ある程度の認知度があがってから、グッズ展開などの収益化をしましょう。

▼ターゲットに確実にアプローチするには？

以前ほど効果はあがりづらくなっているとされるインフルエンサーマーケティングですが、不特定多数よりも、効果的にターゲットにアプローチをすることが可能です。活動初期にインフルエンサーに宣伝をしてもらうことで、知名度や認知度を急激にあげることができます。

▼コラボレーションで相乗効果

ある程度知名度や認知度をあげることができたら、他のキャラクターとコラボレーションをしてみるのも良いかもしれません。コラボレを行うことで、ファン層を拡大することができます。

また、展開に幅を持たせることができたり、コラボを行ったキャラクターの世界観を使用することで、新しい展開や魅力を出せるのも嬉しいポイントです。

■キャラクタービジネスのメリット

キャラクタービジネスには、多数のメリットがあります。

▼初期投資を抑えられる

キャラクターをしっかりと作ってしまえば、SNSを活用したりすることで、多額な宣伝費用を掛けなくても多くの人にリーチ可能です。魅力的なキャラクターは拡散されやすく、認知度をあげる効果が期待できます。

▼同じイメージを保てる

オリジナルキャラクターは歳を取らないので、いつまでも同じイメージを保ち続けることができます。

更に、スキャンダルを起こす心配もありません。

しかし、発言をする以上は炎上リスクがあるのも事実です。運用を行う前にマニュアルを整備し、言動には気を遣うよう心がけましょう。

▼世界中の人にリーチできる

キャラクターは表情や仕草で気持ちを伝えられます。

そのため言語の壁を越えて、世界中の人にリーチできるのも魅力のひとつです。

■キャラクタービジネスのデメリット

キャラクタービジネスには、デメリットもあります。

▼すでに数多くのキャラクターが活躍している

国内外を問わず、多くのキャラクターが既に活動をしており、二極化が進んでいます。キティちゃんやピカチュウといった、誰もが知っているキャラクターの陰に隠れて、多くのキャラクターが地道な活動を行っているのです。

その中で抜きんでるためには、しっかりとした戦略が必要です。

▼キャラクターのイメージが商品やサービスに投影されてしまう

キャラクターを商品やサービスに起用すると、良くも悪くもキャラクターのイメージが商品やサービスに投影されてしまいます。

そのため、オリジナルキャラクターを作る前には、企業や商品そしてサービスのイメージやコンセプトにあったキャラ作りを行うのが大切なポイントです。

■おわりに

オリジナルキャラクターを活用して収益を上げるためには、しっかりとした戦略が必要不可欠です。キャラクターの魅力を多くの人に伝えるために、さまざまな施策を組み合わせてみましょう。