業種別！注目したい企業のゆるキャラまとめ～鉄道・中国地方と四国地方／九州地方と沖縄地方編～

キャラクターマーケットでは、さまざまな企業のゆるキャラやオリジナルキャラクターをシリーズでご紹介し、その魅力に迫っています。

今回は、「鉄道・中国地方と四国地方／九州地方と沖縄編」と称して、中国地方と四国地方だけではなく、九州・沖縄地方で活躍中のキャラクターをご紹介します。鉄道だけではなく、運輸業や観光業など他の業種のキャラクターにも参考になるので、ぜひご一読ください。

■JR西日本岡山：くまなく・たびにゃん

▼くまなく・たびにゃんとは？

くまなくたびにゃんは、JR西日本岡山支社で働いている「くまなく」と、くまなくの同僚である「たびにゃん」のユニットです。

くまなくは、食べ歩きと旅歩きが趣味のプレゼンテーターです。駅員さんにきびだんごをもらって食べたら、毛並みが黄色になってしまいました。

たびにゃんは、手荷物お預かりサービス「ねこのてステーション」のイメージキャラクターでもあります。くまなくとは、プライベートでも一緒に旅行をするくらい仲良しです。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

くまなくたびにゃんは、「吉備之国くまなく旅し隊」を結成し、旅のお助けナビゲーターとして活動しています。

旅し隊には、くまなくたびにゃん以外に、JR社員による「いいもの探し隊」と、公募による「いいもの伝え隊」が参加。自社の社員だけではなく地元の方やファンが参加することで、第三者の目線を大切にした活動が展開できます。

自分事として活動を捉えてもらうためにも、こうした地元の人やファンを巻き込んだ活動をしていけると良いですね。

■高松琴平電気鉄道：ことちゃん

▼ことちゃんとは？

2002年8月8日に誕生したことちゃんは、ことでんのイルカの駅員です。ことでんが経営悪化してしまったときに、『要るか？要らないか？......要るか＝イルカ』という発想から生まれたキャラクターです。高松特別ゆめ大使に任命されており、香川県高松市をPRする活動もしています。

2011年には、ことでん100周年に合わせて恋人のことみちゃんと金刀比羅宮で挙式しました。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

ことちゃん誕生の背景は、ことでんの経営危機という、とても重いものでした。

しかし、それをばねに活動を続け、2022年には20周年を迎える人気キャラクターになったのです。ことちゃんの歴史から、地道な活動を継続していくことの大切さを学ぶことができます。

■平成筑豊鉄道：ちくまる

▼ちくまるとは？

平成筑豊鉄道（通称：へいちく）のキャラクター「ちくまる」。小旅行が趣味で、明るくて前向きな性格です。運転士さんになることを夢見ています。好きな食べ物は、おにぎりとコッペパン、そしてみかんです。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

へいちくの車両には、ちくまるを描いたラッピングトレインが複数あります。また1日フリー乗車券には「ちくまる切符」という名前が付いており、ちくまるが描かれています。

企業をあげてキャラクターを積極的に活用することで、知名度や認知度をあげることができます。親しみを感じてもらうためにも、イベントや情報配信だけではなく、色んな所でキャラクターを活用しましょう。

■長崎電気軌道：ながにゃん

▼ながにゃんとは？

長崎電気軌道の創業当時から、電鉄に住み着いている猫の姿をした妖精「ながにゃん」。開通100周年を機に実体をもちました。性別は不明ですがいたずら好きでやんちゃなので、男の子だと考えられています。

プロレスラーを思わせる電車型のマスクを被っているのも特徴のひとつです。マスクの額の方向幕には、ながにゃんの考えていることが表示されるので、スグ嘘がバレてしまいます。

「電車型バッグ」には路面電車のグッズと大好物のカステラが詰まっています。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

ながにゃんの設定はとても細かく作りこまれているなど、興味をひく要素を多数持っています。Twitter（@naganyan_net）ではキャラクターを前面に押し出し、地元長崎のサッカーチーム「V・ファーレン長崎」の観戦や、雲仙地獄のゆでたまごに関する感想など、自由なツイートを行っています。

設定をしっかりと作りこむことで、キャラクターがたち、運用がグンと楽になります。

■おわりに

中国地方と四国地方、そして九州地方と沖縄地方には、ご紹介した以外にもたくさんの鉄道関係のキャラクターが活動しています。地域密着型のキャラクターをお考えの方はぜひ、他のキャラクターにも注目してみてください。