モチーフ別！注目したいゆるキャラまとめ～ねずみ～

オリジナルキャラクターを作るなら、多くの人に親しまれるキャラにしたいですよね。身近な動物をモチーフにすることで、親しみを感じてもらうことができます。

キャラクターマーケットでは、動物のモチーフを使ったオリジナルキャラクターをシリーズでご紹介しています。

今回は、自治体・企業などのねずみをモチーフにしたオリジナルキャラクターを見ていきます。

■【自治体】岡山県総社市：チュッピー

▼チュッピーとは？

「子育て王国そうじゃ」のマスコットチュッピーは、平成20年に誕生しました。

画聖として名高い雪舟が、総社市で年少期を過ごした時、いたずらをしてお堂の柱に縛り付けられてしまいました。その時に涙で描いたとされるねずみがモチーフです。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

チュッピーは、2016年にゆるキャラグランプリで第3位に輝いた人気のキャラクターです。入会金・年会費無料の「チュッピーファンクラブ」があり、年1回の会報と月1回程度のメールマガジンを発行しています。

SNSなどでファンとゆるやかな関係を作っているキャラクターは多いですが、無料ファンクラブを作るのは珍しいケースです。ファンクラブに入会すると会員証をもらうことができ、チュッピーとの繋がりを実感できます。

ファンとの関係性をどうやって作っていくか、どんなものにしていきたいかをよく考えることも大切なポイントです。

■【自治体】長野県埴科郡坂城町：ねずこん

▼ねずこんとは？

坂城町のマスコットキャラクターねずこんは、町の特産品である「ねずみ大根」がモチーフです。平成23年に誕生し、ねずみ大根と坂城町のPRを行うために活動しています。好きな食べ物は、ねずみ大根を使った伝統食「おしぼりうどん」です。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

ねずみのような形をしたねずみ大根は、辛みが強いです。11月になると寒さから身を守るために内部にでんぷんを蓄え、辛みの奥にほのかな甘みがある「あまもっくら」とした味わいに。

色・形共に大根にそっくりなねずこんは、地元の方の根強い支持を受けており、ゆるキャラグランプリ2013では長野県内市町村キャラ中1位に輝きました。

その土地ならではの特産品をキャラクターにする例は枚挙にいとまがありません。

しかし、ねずこんのように多くの人に愛されるようになるための道のりは極めて厳しいです。商標利用だけではなく派遣依頼も受け付けており、町の催しにも積極的に参加しているねずこん。息の長い活動をするためにも、地元に根付いた活動を大切にしましょう。

■【企業】株式会社アミューズ：はりねずみのハリン

▼ハリンとは？

ハリンは、ころんとしたハリネズミです。はるまりの森に住んでおり、かくれんぼが大好き。沢山の仲間たちがいます。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

ハリンはキャラクターグッズ制作会社のキャラクターです。そのため、沢山のグッズが発売されています。

グッズ展開を考える際には、デザインだけではなく使い勝手の良さも大切なポイントです。

さらに、アイテムに合わせてモチーフを組み合わせることで、よりイメージに合ったグッズを作ることができます。オリジナルグッズの作成をお考えの方は、ハリンのグッズを参考にしてみては。色使いやモチーフ、そしてグッズのセレクトなど、参考になる点が多くあります。

■【アニメ】トッポ・ジージョ

▼トッポ・ジージョとは？

24世紀の地球に住んでいたネズミ族の英雄である「トッポ・ジージョ」。宇宙ロケットを操縦していましたが、400年前の時代にタイムスリップしてしまいます。

60年代にTV人形劇トッポ・ジージョが発表され、その後1980年代にはアニメ化されました。世界中で人気を集めているキャラクターです。アニメではありますが、キャラクター制作の上で学ぶべきポイントがあるため、ご紹介いたします。

▼オリジナルキャラクター制作で参考にしたいポイント

動物を擬人化する際、「どこまで人間に寄せるか」というのは悩みどころだと思います。

トッポ・ジージョは、髪の毛が生えており、洋服を着て靴を履いているねずみです。人間に近いビジュアルで親近感が沸きますよね。人間らしさが随所にみられることで、共感を呼びやすいというメリットもあります。

■おわりに

ご紹介した以外にも、ミッキーマウスやピカチュウなど、世界的に人気を集めるねずみのキャラクターは沢山います。競合との差別化を図るためにも、デザインだけではなく設定や戦略もしっかりと練ることが大切です。